メモ

忘れっぽいです

2017年2月公開映画チェック、後半

2月後半の公開映画チェックです。

http://eiga.com/coming/


2/17(金)
セル
http://cell-movie.jp/
スティーヴン・キング原作脚本、ケータイ使った人が次々に暴徒と化していく中をサバイヴするお話。
とても楽しそうな設定ですが、キャストがジョン・キューザック&サミュエル・L・ジャクソンで、監督が『パラノーマル・アクティビティ2』トッド・ウィリアムズとなると、残念映画に仕上がってそうな予感。とはいえ、この二人が主演したキング原作の『1408号室』はそこまで悪くなかったですが。『エスター』のあの少女を演じたイザベル・ファーマンが、ちょっと大人になって出演してるのが嬉しい。


2/18(土)
雨の日は会えない、晴れた日は君を想う
http://ame-hare-movie.jp/

ダラス・バイヤーズクラブ』ジャン=マルク・バレ監督、近年の主演作にハズレなしジェイク・ギレンホール主演。妻が死んだけどこれっぽっちも悲しくなれない男が、身の回りのモノ全てブッ壊して、改めて自分を確かめていく。この人にピッタリの役柄で、これまた良さそうです。
原題は "Demolition" だそうで、邦題とのかけ離れっぷり凄いっすね。


ナイスガイズ!
http://www.niceguys-movie.com/

シングルファーザーで酒浸りの私立探偵と、腕力にモノを言わせる示談屋がコンビを組み、失踪した少女を捜索するバディ物。
主演ライアン・ゴズリングとラッセル・クロウ。
リーサル・ウェポン』『ラスト・アクション・ヒーロー』脚本、『アイアンマン3』監督脚本のシェーン・ブラックが監督脚本。撮影は『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』『ファンタスティック・ビースト』フィリップ・ルースロ。
この布陣ならそりゃあ間違いなく面白いでしょう。


愚行録
http://gukoroku.jp

貫井徳郎の小説映画化。ポーランド国立映画大学出身の石川慶、長編初監督作。脚本向井康介。キャストは妻夫木聡、満島ひかり、市川由衣、中村倫也など。上手い人が揃っていて良さげ。


一週間フレンズ。
http://ichifure.jp
実写映画版。僕は原作もアニメも全く知らないので何とも言えませんが、「ヒロインが日記を書く」から「主人公ふたりで交換日記する」という設定に変わっているそうで。日記にしろ交換日記にしろ、『50回目のファースト・キス』チックで実写映画にも向いてそうな題材な気はしますが、僕は原作もアニメも全く知らないので何とも言えませんね。


スプリング、ハズ、カム
http://springhascome.xyz

一人娘を生んで母はすぐに他界。二人で暮らしてきた父と娘。娘の大学進学を機に二人は別々に暮らすことになるけれども、父はあまりに素直で良い子に育った娘が心配で、娘は一人暮らしになってしまう父が心配。
小津映画の笠智衆と原節子を思わす関係性。とても良さそう。
監督『あかぼし』吉野竜平。出演、柳家喬太郎、E-girls石井杏奈、『あかぼし』主演の朴璐美。


天使のいる図書館
http://www.toshokan-movie.com

機械的なまでにド真面目な図書館新人司書が、ある老婦人の探し物の手伝いをきっかけに変わっていく。監督『リュウグウノツカイ』ウエダアツシ。出演、実写版『魔女の宅急便』小芝風花、香川京子、横浜流星、森本レオ。小芝風花と香川京子のアンサンブルも、フレーム内の人物の置き方も、すごく良い。これは間違いなく俺好みな映画ですね。


息の跡
http://www.ikinoato.com/

映像作家小森はるかが遂に作った長編。
陸前高田市で「佐藤たね屋」として種苗販売を営みつつ、津波の経験とその後の生活、また陸前高田の歴史や文化などを独学の外国語で書き続けている、佐藤貞一さんのドキュメンタリー。

予告編を見て、監督がユリイカ小津安二郎特集号に寄稿していた文章を思い出しました。
"小津の映画を観るとき、いつも少し気になることがある。あの登場人物たちが口にしている「お嫁さん」とか「戦争」とか「幸せ」という言葉は、私の知っているそれと少し違っていた。(中略)その少し違うというのがずっと咀嚼できずに残っている"
"バイト先の店長とおばちゃんたちはお昼休みによく子どもの頃の話をする。それは小津が映画を撮っていた時と同じ頃の話で、その時にもやっぱり「お嫁さん」とか「戦争」とか「幸せ」という言葉が出てくる。はっきりとあの映画の中にあるものと同じだと思う。私はわからないなりにもおばちゃんたちの口から発するその響きに慣れ親しんできて、あの登場人物たちの声が近づいたような気がする"

映像の人であるゴダールは映画をたくさんの言葉で埋め尽くし、言葉の人であるマルグリット・デュラスは一時期たくさんの映画を監督しました。二人とも、わざと映像と音の情報をずらした、映像と音が戯れるシーンを作る人です。
言葉から想起されるイメージを映像が変えていく。あるいは逆に、映像というイメージを言葉が変えていく。あるいは、言葉のイメージと映像のイメージが合わさる事で、そこに存在しないイメージが浮かび上がる。
1+1が2ではない全く別のものに変わってしまう。映画のそんな瞬間は、とても刺激的です。映画的、と呼ぶにふさわしい興奮があります。

小森監督は、小津映画の「幸せ」と、バイト先のおばちゃんの「幸せ」が、同じものを示しているのに、距離感が違う、と感じ取る人です。映像と音をずらすまでもなく、対象との距離感だけで、イメージは変わってしまうという事に気付いている人です。
息の跡』は、映像と音を編集して作られる「映画」の本質を掴んでいる、映画そのもの、な映画になっていそうな雰囲気があります。見に行ける環境にある人は、是非行って欲しいですね。


劇場版 列車大行進 日本を駆ける列車たち
http://daikoushin.jp

イオンシネマのみで上映される系映画。おこさま向け列車映画はちょくちょくありましたが、大人向けは初めてですね。ナレーション沢城みゆき。みゆきちボイスと列車サウンドを劇場で堪能できるのは良いですね。一日中これを上映している劇場でうとうとしたい。


2/24(金)
ラ・ラ・ランド
http://gaga.ne.jp/lalaland/

セッション』デイミアン・チャゼル監督脚本。ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン主演。2016年アメリカ賞レース席巻のミュージカル。出不精の僕ですが、流石にコレは見に行くつもりで事前情報シャットアウトしているので、どんな映画かよく知りません。


トリプルX 再起動
http://www.xandercage.jp/
ヴィン・ディーゼル様主演アクション『トリプルX』待望の続編。エクストリーム・スポーツ要素を取り入れたのが一作目の売りでしたが、今回は、最近の『ワイルド・スピード』シリーズからの影響か、曲者揃いのチーム物になっているようです。

キャストは過去作から続投のヴィン・ディーゼルとサミュエル・L・ジャクソン。
そして新規参入組は『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』ディーピカー・パードゥコーン、『シックス・センス』母親役トニ・コレット、『ヴァンパイア・ダイアリーズ』ニーナ・ドブレフ、台湾のクリス・ウー、オーストラリアのルビー・ローズ、サッカー選手のネイマール、そしてトニー・ジャー、さらにドニー・イェン様。
何だか知らんがとにかくよし、という感じで愉快なゴッタ煮キャスティングです。一作目のヒロインであるアーシア・アルジェント様がここに居ないのが本当に残念ですね。二作目の主人公アイス・キューブは一応出てるみたいですが。


2/25(土)
アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発
http://next-eichmann.com

「アイヒマンはじめ多くの戦争犯罪を実行したナチス戦犯たちは、そもそも特殊な人物であったのか。それとも家族の誕生日に花束を贈るような平凡な愛情を持つ普通の市民であっても、一定の条件下では、誰でもあのような残虐行為を犯すものなのか」
それを検証しようと行われたミルグラム実験を描く実録モノ。主演ピーター・サースガード、奥さん役にウィノナ・ライダー。


素晴らしきかな、人生
http://wwws.warnerbros.co.jp/subarashiki-movie/
クリスマス・シーズンのニュー・ヨーク。最愛の人を失い、失意のどん底にいる主人公の前に、三人の奇妙な舞台俳優が現れる。彼らとの出会いが主人公を変えていく。
原題は "Collateral Beauty" ですが、何とも恐れ知らずな邦題つけましたね。お話的には『素晴らしき哉、人生!』というよりクリスマス・キャロルっぽい感じがあります。
出演ウィル・スミス、エドワード・ノートン、キーラ・ナイトレイ、ナオミ・ハリス、ケイト・ウィンスレット、ヘレン・ミレンと恐ろしいメンツ。
監督『プラダを着た悪魔』デヴィッド・フランケル。撮影マリス・アルベルチ。この人、トッド・ソロンズ『ハピネス』、ダーレン・アロノフスキー『レスラー』、シャマラン『ヴィジット』、ライアン・クーグラー『クリード』と、錚々たるタイトルの撮影してますね。


彼らが本気で編むときは、
http://kareamu.com/

荻上直子監督脚本。育児放棄された少女と、その叔父さんと、叔父さんのトランスジェンダーな恋人の共同生活なお話。
僕は荻上直子作品の閉鎖的な感じは好きですが、わざとらしい無機質さがどうにも鼻をついて、基本ニガテです。しかし今回はその辺が控えめで、僕でも楽しめそうな予感。
男の体に生まれたトランスジェンダー役の生田斗真がハマってますね。この人、ホント何やっても上手いなー。叔父さん役に桐谷健太。共演にミムラ、小池栄子、門脇麦、田中美佐子。


バンコクナイツ
http://www.bangkok-nites.asia/

空族の最新作。監督『サウダージ』富田克也。間違いなく面白いでしょうが、ソフト化しないでしょうから僕はまず見る事が出来ないと思うと悲しい。お近くで上映しているなら是非見るべきですよ。


真白の恋
http://mashironokoi.com

富山に暮らす軽度の知的障害を持つ少女と、東京から来たカメラマンの恋。
地元出身監督を迎えたご当地映画は最近山ほど作られていますが、こちらはかなり良さそうな。
[ 2017/01/31 03:18 ] 映画 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
プロフィール
Author:かりふら