メモ

忘れっぽいです

2016年12月公開映画チェック

シネコン増加によってスクリーン数が増えると自国の映画の公開機会が増え、ヒット作も増加するそうで。今に始まった事じゃないですが、今年は特に話題性と質を伴った邦画が多く、ドメスティックな傾向が強かったですね。
と言いつつ、僕はそんなに新作映画見てないのですが。ひとまず僕の今年のベストは、ドメスティックでTBSな『インターン!』で確定しそうです。


12月。でかいタイトルは『ローグ・ワン』『バイオハザード』『妖怪ウォッチ』あたり。このラインナップだと、年末興行でも『君の名は。』が伸びそうですね。

新作公開監督はオタール・イオセリアーニ、テレンス・マリック、ローランド・エメリッヒ、ポール・W・S・アンダーソン、ギャヴィン・フッド、ギャレス・エドワーズ、アダム・ウィンガード、ドン・チードル、中島貞夫、細野辰興、三池崇史、塩田明彦、堤幸彦、山崎貴、三木孝浩、安齋肇など。
テレンス・マリックは最近コンスタントに監督してますが、中島貞夫と細野辰興は随分とご無沙汰。

旧作はヴィスコンティ『若者のすべて』、ウェイン・ワン監督ポール・オースター脚本『スモーク』、そして『狂い咲きサンダーロード』がリマスター版上映。
今年はヴィスコンティ生誕110年没後40年で代表作が再公開され、来年初頭も更に三作品上映されますが、カミュ原作『異邦人』は相変わらずソフト化されませんね。YouTubeで吹替版を見る事が出来ますが。


http://eiga.com/coming/


12/1(木)
ブレア・ウィッチ
http://blair-witch.jp/
ブレア・ウィッチ・プロジェクト』17年ぶりの正統続編。『サプライズ』『ザ・ゲスト』のアダム・ウィンガード監督&サイモン・バレット脚本なので、2000年制作のガッカリ続編『ブレアウィッチ2』のような大惨事にはならないでしょう。

マダム・フローレンス! 夢見るふたり
http://gaga.ne.jp/florence/
自身が音痴なのに気づかずソプラノ歌手を夢見るマダム・フローレンスと、彼女に夢を見続けさせるためゼニのチカラでどうにかしていく夫。次々と起きていく成功に気を良くしたフローレンスはとうとうカーネギー・ホールで歌うと言い出して、、、という実話に基づいたお話。狂乱の1920年代あたりの話かと思ったら、二次大戦真っ只中の40年代ですか。アメリカさんは豪気だなぁ。
主演メリル・ストリープ、その夫にヒュー・グラント。監督『ハイ・フィディリティ』スティーヴン・フリアーズ、撮影『THIS IS ENGLAND』『パイレーツ・ロック』『英国王のスピーチ』ダニー・コーエン、音楽『グランド・ブダペスト・ホテル』アレクサンドル・デスプラ。NYが舞台だけどイギリス制作映画。


12/3(土)
アズミ・ハルコは行方不明
http://azumiharuko.com/
同名小説原作。主人公/中心の不在によって物語が浮かび上がってくる『桐島、部活やめるってよ』、漫画で言うなら岡崎京子「チワワちゃん」系の映画、でしょうか。『アフロ田中』『スイートプールサイド』松居大悟監督、蒼井優主演、音楽が環ROY。

貌斬り KAOKIRI
http://kaokiri.makotoyacoltd.jp
昭和12年の日本映画界で起こった実在事件、美男子俳優長谷川一夫「顔切り事件」をモチーフにした映画を作るべく集まったスタッフたちの人間模様を、実際に上演された舞台と映画を混在させながら描く、、、と、ややこしそうな構造の映画。面白そう。監督脚本制作は『シャブ極道』『竜二Forever』細野辰興。

いたくても いたくても
http://www.itakutemo.com
プロレス恋愛活劇、だそうです。公式サイトの著名人コメントに、黒沢清、柳下毅一郎と、柳下氏に揶揄されるタイプの邦画『神様のカルテ』『トワイライト ささらさや』 の深川栄洋監督の名前が一緒に並んでる。許容量のデカい良作かもしれません。

JACO
http://jaco-movie.jp/
ジャコ・パストリアスのドキュメンタリー。

時代劇は死なず ちゃんばら美学考
http://www.chambara.net/

中島貞夫、2000年代に入って初の監督作は、ちゃんぱら映画/殺陣シーンに関するドキュメンタリー。近年の中島監督はテレビや本、企画上映などで邦画を紹介する仕事が多い印象があります。その下地があるからこその映画かもしれません。
出演に山根貞男、鈴木一誌、春日太一、松方弘樹、福本清三、栗塚旭、菅原俊夫、殺陣師の菅原俊夫など。


12/10(土)
変態だ
http://hentaida.jp
安齋肇初監督映画。企画原作脚本みうらじゅん。この二人が組んでいるだけあって、主演『トーキョードリフター』前野健太、撮影監督に音楽カメラマン三浦憲治、音楽監督に古田たかし、演奏に小野瀬雅生、真心の櫻井秀俊、梅津和時と、普通の映画では見ないタイプの豪華なメンバーが参加。

A.I. love you
http://www.ai-luv-you.com
「私は人工知能に恋をした」というキャッチコピーで、全編スマホ撮影の恋愛映画。邦画。
今年下半期に入ってからのKATSU-do(吉本興業グループ)制作映画って、我々が元ダウンタウンマネージャーとして認識してる藤原寛の名前が制作に入ってる事がちょくちょくあるな、とこの映画のスタッフ陣を見て気づいた。

ユーリー・ノルシュテイン監督特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界」
http://www.imagica-bs.com/norshteyn/
ユーリー・ノルシュテイン監督のアニメーション作品6本、計80分を上映。

仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴースト with レジェンドライダー
http://www.movie-taisen.com/
MOVIE大戦第8弾。佐野史郎、棚橋弘至が敵役で出演。パックマンと戦うとか、バンナムだから出来る企画って感じで楽しいですね。

ヒッチコック/トリュフォー
http://hitchcocktruffaut-movie.com/
映画本の定本と言っても過言ではない名著「定本 映画術 ヒッチコック/トリュフォー」と、その影響を描くドキュメンタリー。日本語字幕は山田宏一!


12/16(金)
ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー
http://starwars.disney.co.jp/movie/r1.html
EP4に出てくるデス・スター設計図はいかにして反乱軍の手にもたらされたのか、と言うお話。EP3のジェダイ大虐殺後という『スター・ウォーズ』的に最も絶望的な状況が舞台なだけに楽しくなりそうですし、何よりドニー・イェンが盲目剣士という座頭市ライクなキャラで出演ってだけでもう嬉しい。『フォースの覚醒』でのイコ・ウワイス&ヤヤン・ルヒアンの無駄遣いと違って、ドニー様はバリバリ活躍しそう。
監督はギャレス・エドワーズ、脚本に『アバウト・ア・ボーイ』監督脚本クリス・ワイツ。

ドント・ブリーズ
http://www.dont-breathe.jp/
盲目ジジイの家に強盗しに行ったら、逆にヒデェ目にあわされた!映画。興行的にも評価的にも、今年最も成功した米国ホラーだと思われます。楽しみ。


12/17(土)
ヒトラーの忘れ物
http://www.hitler-wasuremono.jp/
二次大戦直後デンマーク、残された地雷撤去をする敗残ドイツ軍少年兵たちのお話。

ニーゼと光のアトリエ
http://maru-movie.com/nise.html
精神病院ではショック療法が当たり前の時代に、患者に絵筆を与え意思を表現させようと試みた実在の女性医師のお話。東京国際映画祭グランプリ。
ところでこの映画の日本配給会社名が「ココロヲ・動かす・映画社〇」っていうんですよね。この会社名でホラーとか配給したらそれだけで鳥肌モノなので是非やってほしいです。

皆さま、ごきげんよう
http://www.bitters.co.jp/gokigenyou/
オタール・イオセリアーニ監督作。

フィッシュマンの涙
http://fishman-movie.jp/

新薬治験により顔がサカナになってしまった男のお話。一応エグゼクティブ・プロデューサーとして『シークレット・サンシャイン』イ・チャンドンの名前が入っていますが、そんな事は関係なしに面白そう。原題は"突然変異"だけど、こんな邦題にするあたり如何にも日本ですね。

ぼくは明日、昨日のきみとデートする
http://www.bokuasu-movie.com
いかにもなタイトルのデート用ムービーですが、ファンタジック要素アリで『陽だまりの彼女』三木孝浩監督作と来たら、良作の予感がビンビンします。
主演福士蒼汰、小松菜奈。共演に東出昌大、山田裕貴、これから役者方面の仕事が増えそうな清原果耶と豪華。撮影は『神様のカルテ』など東宝肝入りのデート/泣かせ映画での仕事が多く、なおかつ『シン・ゴジラ』もやっている山田康介。

風に濡れた女
http://www.nikkatsu-romanporno.com/reboot/wetwoman/
日活ロマンポルノ45周年、著名監督にロマンポルノ撮ってもらおう企画の一作。そしてそんな企画ならこの人を呼ばない訳にはいかないでしょうの塩田明彦監督脚本作。神代辰巳っぽい舞台立てに、塩田作品には珍しい感のあるコミカルな雰囲気。すごく良さそうです。

映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!
http://www.eiga-yokai.jp

アニメパートと実写パートが入り乱れる構成の、映画第三弾。面白そう。しかも実写パート監督は『タクミくんシリーズ』で実写BL映画ファンにはお馴染みの横井健司。本作のような実写作品に求められる、現実感の薄い平面的な実写世界を撮るには打ってつけでしょう。城定秀夫や元木隆史、低予算映画の時の三池崇史もそういった事が得意な監督だと思いますが、この人はBLやってるだけに端正で、ファミリー向けとの相性も良さげ。

SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー
http://curiouscope.jp/SADVACATION/
シド・ヴィシャスとナンシーにスポットを当てたドキュメンタリー。

エルストリー1976 新たなる希望が生まれた街
http://elstree1976.jp

ダースベイダーのスーツアクターであるデヴィッド・プラウズから、ワン・シーン登場の反乱軍パイロットまで、『スター・ウォーズ』一作目に、マスクを被って出演した人々のドキュメンタリー。
予告編の時点でもう面白いですね。どう演じたら良いか尋ねたら「映画でよく見る感じで」と答えたとか、ルーカスには「この映画は古臭いくらいの演出スタイルで行くべきだ」という確信が最初からあったんでしょうね。この頃は『THX』『アメグラ』『SW』と傑作連発してるだけにホント才気走ってるなぁ。


12/23(金)
バイオハザード ザ・ファイナル
http://www.biohazard6.jp/
シリーズ最終作。当然、監督はポール・W・S・アンダーソン、主演はミラ・ジョヴォヴィッチ。
今はアクション見せるのがヘタな映画が多い時代ですが、ポール・W・S・アンダーソンは3D映画が多い事もあってか、位置関係が分かりやすく、かつ面白い構図のアクション・シーンを見せてくれるし、ミラジョヴォ姉さんを誰より格好良く撮れる、腕のある監督だと思います。何かと揶揄されがちだけど、きちんと見直されて欲しいなぁ。

聖杯たちの騎士
http://seihai-kishi.jp/

テレンス・マリック監督作。いつも通り、分かりやすいストーリーの存在しない散文詩的映画っぽいです。
予告の画を見れば分かりますが、撮影にGoProを使用。2014年の海洋ドキュメンタリー『リヴァイアサン』は「漁業をGoProで撮ったら面白いんじゃね」というアイデア一発で押し切る(まるでオレのMADのような)酷い映画でしたが、テレンス・マリック監督&エマニュエル・ルベツキ撮影ならちゃんと面白い映像を見せてくれる事でしょう。
出演はクリスチャン・ベイル、ケイト・ブランシェット、ナタリー・ポートマン、アントニオ・ヴァンデラス、ブライアン・デネヒー、フリーダ・ピント、イモージェン・プーツと、流石の豪華さ。個人的に、最近のテレンス・マリック映画の面白さは、キャスティングの妙が担っている所が多いと思っているので、今回も楽しみ。

MILES AHEAD マイルス・デイヴィス 空白の5年間
http://www.miles-ahead.jp
ドン・チードル主演&初監督脚本制作で、マイルス・デイヴィス映画。当初、ドン・チードルは出演のみの予定が、企画が難航し監督が降り、それでも実現するために制作や監督も担当したようです。マイルス・デイヴィスはそれだけの魅力がある題材ですが、同時に相当な覚悟も必要でしょうね。胃が痛くなりそう仕事だわ。
音楽担当は現在の米国ジャズ/R&Bシーン最重要ピアニスト、ロバート・グラスパー。初の映画スコア担当作。

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場
http://eyesky.jp/
大規模自爆テロを実行せんとするテロリスト集団に対し、会議室から遠隔ドローンで攻撃しようとする英米共同軍。しかし攻撃地点では一人の少女がパンを売っていた。少女を犠牲にしてでもテロを阻止するのか、多くの被害が出るのを承知の上で少女を救うのか、むむむ、、、というお話。
軍事用ドローン映画では先月『ドローン・オブ・ウォー』も公開されていますが、むしろシチュエーション的に会議映画としての『シン・ゴジラ』『フェイル・セイフ』に近いと思われます。面白そう。
出演ヘレン・ミレン、アラン・リックマン。アラン・リックマンは本作が遺作となっております。
監督はヨハネスブルグ出身『ツォツィ』『ウルヴァリン ZERO』『エンダーのゲーム』ギャヴィン・フッド。撮影は近年のケネス・ブラナー監督作の常連ハリス・ザンバーラウコス。ほぼ車内で展開される映画『オン・ザ・ハイウェイ』も、スケールの大きい『マイティ・ソー』も撮っている、この映画にうってつけのカメラマンという感じ。

ピートと秘密の友達
http://www.disney.co.jp/movie/pete.html
ディズニー1977年の実写+ドラゴンだけアニメーション合成な映画『ピートとドラゴン』のリメイク。オリジナルは『メリー・ポピンズ』の延長にある、ミュージカル・テイストやトリック撮影が楽しい映画ですが、リメイク版はシリアス、というか現実感の強いテイスト。コレはコレで『アイアン・ジャイアント』チックな面白さが出て良さそう。

土竜の唄 香港狂騒曲
http://mogura-movie.com/
同名コミック原作の実写版、二作目。前作に続き三池崇史監督、宮藤官九郎脚本、生田斗真主演。
作品によっては劇場を凍りつかせんばかりの大惨事になる三池テイストやクドカン風味ですが、前作は二人の悪ふざけ感が良い方向に働いて、なかなか面白いなーと思った記憶があります。

ポッピンQ
http://www.popin-q.com/
東映アニメーション創立60周年、オリジナル作品。プリキュアファンの度肝を抜いた『プリキュアASDX2』EDダンスのディレクター宮原直樹が初監督。東映アニメ60周年と銘打ってますが、他の主要スタッフには東映アニメ生え抜きみたいな人いないですね。
キャストは瀬戸麻沙美、井澤詩織、黒沢ともよといった若い人から、石塚運昇、羽佐間道夫といったベテランまで揃った超豪華な布陣。


12/24(土)
ストーンウォール
http://www.stonewall.website
1969年のニュー・ヨークで起こった、セクシュアル・マイノリティの社会運動の原点“ストーンウォ-ルの反乱”を元にした劇映画。過去にも同じ題材を元にしたドキュメンタリーや劇映画がいくつか作られています。
監督製作はローランド・エメリッヒ。言っちゃ悪いですが、うーんエメリッヒかぁ、、、って思っちゃいますね。ロッテントマトの評価もボロクソです。いつものディザスターや大味アクション映画なら評価が低けりゃ低いほど逆に楽しみになるのですが、この題材で低評価は怖いなー。
この映画とは関係ない話ですが、『ゴッドファーザー・オブ・ゴア』というスプラッタ映画のドキュメンタリーで、ジョン・ウォーターズが「ジャック・スミス監督『燃え上がる生物』(ニュー・ヨークのドラァグ・クイーンのちんちんやおっぱいがいっぱいぷるぷるする実験映画)を上映しただけで制作者だけでなく観客や上映技師まで逮捕された」という逸話を語っていました。そのドキュメンタリーでは「60年代は過激な映画に対する規制や反応が今よりも激烈だった」という事を説明する一例として紹介されていましたが、むしろ同性愛者コミュニティ弾圧の意味合いが強かったのかな。

ワイルド わたしの中の獣
http://www.finefilms.co.jp/wild/

オオカミに恋愛感情を抱き、野性化していく女のお話。おもしろそー。

オアシス スーパーソニック
http://oasis-supersonic.jp
ギャラガー兄弟がエグゼクティブ・プロデューサーに名を連ね、インタビューも受けているオアシスのドキュメンタリー。


12/31(土)
MERU メルー
http://meru-movie.jp
"世界一の壁"ヒマラヤ山脈メルー峰の岩壁「シャークスフィン」登頂のドキュメンタリー。
[ 2016/11/26 15:29 ] 映画 | TB(0) | CM(0)
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Author:かりふら