メモ

忘れっぽいです

2016年9月公開映画チェック

皆が見てる映画の話題で盛り上がるのも楽しいですが、「これは俺の映画だ」と思えるような自分だけの名作を見つけ出すのもまた、楽しいものです。夏休み興行が終わり、上映作品のバリエーションが増える今の時期は、そんな映画に出会うチャンスも増えるかもしれません。

9月に新作公開される監督は、クロード・ルルーシュ、クリント・イーストウッド、スティーブン・スピルバーグ、ジュゼッペ・トルナトーレ、パトリシオ・グスマン、ロン・ハワード、ミシェル・ゴンドリー、ターセム・シン、デヴィッド・エアー、アンジェリーナ・ジョリー、イーサン・ホーク、マイク・マイヤーズ、東陽一、李相日、堤幸彦、本木克英、光武蔵人、熊切和嘉、山下敦弘、吉田浩太、山田尚子など。

名画座は神保町シアターで原節子特集、シネマヴェーラで鈴木則文特集。原節子特集はオーソドックスな人気作が多いだけに混雑しそうですが、佐分利信監督作『愛情の決算』と千葉泰樹監督作『東京の恋人』あたりは見やすそう。二本ともちょくちょく上映されているのでフィルム状態良くないかもしれませんが。
しかし今のご時世、ボロいフィルムで映画を見るのも貴重な体験なので、あえて状態の悪いフィルムの映画ばかり見せる企画上映とかあっても面白そうな気がしますね。
なお、鈴木則文特集ではみんな大好き『ドカベン』もやるようです。


9/1(木)
グランド・イリュージョン 見破られたトリック
http://grandillusion.jp/
マジシャン集団が華麗に泥棒する映画の二作目。前作は、ミステリー物のトリックを簡単に忘れちゃう僕でもオチを覚えてるし、それなりに面白かったのかもしれません。
ジェシー・アイゼンバーグ、ウディ・ハレルソン、マーク・ラファロ、マイケル・ケインなど前作から続投。新規参加は周杰倫(ジェイ・チョウ)とダニエル・ラドクリフ。
監督は『G.I.ジョー バック2リベンジ』ジョン・M・チュウ。撮影が『マルホランド・ドライブ』『キャビン』ピーター・デミング。予告編の夜間シーンの画が良い感じ。


セルフレス 覚醒した記憶
http://www.selfless.jp/
余命半年の老富豪が科学の力で若いボディを手に入れたものの、この身体、明らかにカタギじゃない凄い力持ってるんですけどー、というサスペンス&アクション映画。
割とありがちな設定ですが、監督が『落下の王国』『インモータルズ』ターセム・シンなので凡作にはならないでしょう。主演も、出演作は(『ゴースト・エージェント R.I.P.D.』を除いて)どれも面白いライアン・レイノルズだし。
なお監督の作品には欠かせない存在だった衣装の石岡瑛子が亡くなったので、衣装は『ボーン・アルティメイタム』『2012』シェイ・カンリフが担当しています。



9/2(金)
アトラクション4D「戦車ライド」
https://www.facebook.com/4dfirstride/
座席が動いて走行や榴弾砲に撃たれる衝撃を再現!って楽しそうだなぁ。ガルパン便乗企画感アリアリですが、フェイスブックの記事見るとかなりの本気っぷりが伝わってきます。



9/3(土)
アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲
http://anna-movie.jp/
クロード・ルルーシュ監督作。音楽は『男と女』『愛と哀しみのボレロ』などルルーシュ監督作に欠かせないフランシス・レイ。フランシス・レイは晩年のエディット・ピアフに楽曲提供してるくらいだから、結構なお年でしょうに、まだまだ現役で凄いですね。


アスファルト
http://www.asphalte-film.com/

フランス郊外のボロい団地で起きた、三組の男女の出会い。これは僕好みそうな。予告編のラストカットでちょい涙ぐんでしまう。
歌え!ジャニス★ジョプリンのように』サミュエル・ベンシェトリ監督作。イザベル・ユペール、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ出演。また、監督と故マリー・トランティニャンの息子であるジュール・ベンシェトリも出演。
主婦マリーがしたこと』でイザベル・ユペールとマリー・トランティニャン共演してましたが、あの映画を踏まえると味わいが増しそうな雰囲気。それにしても、自分の息子を60歳を過ぎたフランス稀代の名女優とイチャイチャさせるとか、監督さん良い趣味してますね。


KARATE KILL カラテ・キル
http://karate-kill.com/
サムライ・アベンジャー 復讐剣 盲狼』『女体銃 ガン・ウーマン』の光武蔵人監督作。誘拐された妹を助けるため、殺人空手でカルト組織に殴り込み!という映画。傑作『女体銃』に続き、亜紗美姐さんも出演。
光武蔵人監督は今のところ『キル・ビル』までのタランティーノっぽいボンクラ感がある作風で、それはそれで良いんですが、いずれB級感を突き破る娯楽映画を撮りそうな雰囲気もあるので、期待しています。


ディアスポリス DIRTY YELLOW BOYS
http://www.dias-police.jp/
劇場版。熊切和嘉監督作。


エミアビのはじまりとはじまり
http://bitters.co.jp/emiabi/
相方がいきなり事故で死んじゃった漫才師のお話。面白そう。『舟を編む』脚本の渡辺謙作、監督脚本作。黒木華のゴスだかキッスだか分からないメイクが可愛い。


好きでもないくせに
http://www.sukidemo.net/
ちょっとかわいいアイアンメイデン』『女の穴』吉田浩太監督脚本。


みつばちマーヤの大冒険
http://maya-movie.jp/
ドイツ+オーストラリア合作3DCGアニメーション。監督のアレックス・ステイダーマンは『リロ&スティッチ2』『シンデレラ3』といったディズニートゥーン制作のビデオ用人気作続編のアニメーターなどを経て、今はオーストラリアでアニメ監督してる人のようです。みつばちマーヤってドイツの児童文学なんですね。


planetarian 星の人
http://planetarian-project.com/
Keyの2004年発売ゲームのアニメ化。



9/9(金)
キング・オブ・エジプト
http://gaga.ne.jp/egypt/
クロウ 飛翔伝説』『ノウイング』アレックス・プロヤス監督作。『センター・オブ・ジ・アース』的ファミリー向け3D映画かな。ギャガがこういう映画配給するのは珍しいと思ったけど、一作目の『センター・オブ・ジ・アース』もギャガ配給だったんですね。
日本語吹替は、プロモーションに都合が良いからとジャニーズの人を主役に持ってきてヤバい事になってそうな雰囲気。ヒロイン役の永野芽郁も吹替は怪しいですね。『ガチバン ULTRA MAX』の永野芽郁は良かったなぁ。



9/10(土)
スーサイド・スクワッド
http://wwws.warnerbros.co.jp/suicidesquad/
待望のDCコミックス悪役チーム主役映画。
監督脚本は『エンド・オブ・ウォッチ』『フューリー』デヴィッド・エアーだし、ウィル・スミスがこの手の映画出るのは嬉しいし、マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインはキュートだし、ジョーカー役のジャレッド・レトは「次世代のクリスチャン・ベール」系なりきりメソッドがハマってそうだし、他にも最近大作に顔を出し始めた若手がいっぱいのキャスティングだし、楽しみですね。ロッテントマトの評価がクソなのも微笑ましい。


グッバイ、サマー
http://www.transformer.co.jp/m/goodbyesummer/
ミシェル・ゴンドリー監督脚本作。14歳、クラスのはみ出し者の二人が自動車を手作りして現状から抜け出すジュヴナイル。めっちゃ良さそうだし、これを「この映画は100%僕の思い出からできている。僕が体験したことを元に冒険したかったんだ」と言えるミシェル・ゴンドリー格好良くてズルい。


超高速!参勤交代 リターンズ
http://www.cho-sankin.jp/
貧乏藩が知恵と工夫でどうにか参覲交代する映画の続編。前作は面白かったけど、続編作るような内容か?と予告編見たらむしろ今回の方が面白いかもしれない。監督やキャストは前作から続投。


だれかの木琴
http://www.darekanomokkin.com/
東陽一監督脚本編集。自分を担当してくれた美容師へのストーカー行為を繰り返す主婦のお話。美容師は池松壮亮、奥様が常盤貴子。
常盤貴子は近年の映画出演作がアミール・ナデリ『CUT』とか大林宣彦『野のなななのか』とか、妙に面白いチョイスで良いですね。


四月は君の嘘
http://www.kimiuso-movie.jp/
新川直司のマンガ実写映画化。『海街diary』『ちはやふる』の広瀬すずと、最近のこの手の映画に欠かせない山崎賢人が共演。監督は『僕の初恋をキミに捧ぐ』『パラダイス・キス』『清く柔く』新城毅彦。脚本は『小さき勇者たち ガメラ』龍居由佳里。


ジャニス リトル・ガール・ブルー
http://janis-movie.com/
ジャニス・ジョプリンのドキュメンタリー。


チリの闘い
http://www.ivc-tokyo.co.jp/chile-tatakai/
光のノスタルジア』『真珠のボタン』が昨年日本公開されたチリのパトリシオ・グスマン監督、1975年から78年に作ったドキュメンタリー三部作を劇場公開。
ラ・ジュテ』のクリス・マルケルが撮影用フィルムを提供したとか、公式サイトのテキスト読んでるだけでも凄くエキサイティング。ゴダールも色んな所に撮影機材置いていったというし、この辺りのフランス映画人は、作品以外の面でも世界中に影響を与えているのでしょうね。



9/17(土)
BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント
http://www.disney.co.jp/movie/bfg.html

スピルバーグ監督、ロアルド・ダール原作のディズニー映画。脚本は2015年に亡くなった『E. T.』のメリッサ・マシスン。
映画は光と影で出来ている、という大前提はもはや古い考えなのかなぁ、と最近の映画を見て思ったりするのですが、本作の予告編を見るとやはり映画は光と影だ、と思い知らされます。折角良い予告なんだから、監督に「ミナサン、コニチワ」とか言わせないで欲しいけど、スピルバーグかわいいからいいか。


エル・クラン
http://el-clan.jp/

絵に描いたような裕福で幸せそうな家族の稼業は、誘拐?!というアルゼンチン映画。2015年のベネチア映画祭銀獅子賞(監督賞)受賞。
監督は『ハゲ鷹と女医』パブロ・トラペロ。『ハゲ鷹と女医』は、面白いけどもっとテキパキいかねぇかな、という感じでしたが、今回はスマートで面白そう。


コロニア
http://colonia.jp/
1970年代、独裁政権下のチリに、政府と手を組む元ナチス党員が暴力で不穏分子たちを支配する施設があった。という、フィクションとしか思えない設定ながら、実際にあったお話。怖えー。
そこに囚われた彼氏を救うため、あえて施設に入る主人公にエマ・ワトソン。彼氏はダニエル・ブリュール。施設を支配する元ナチに『ミレニアム』シリーズのミカエル・ニクヴィスト。ミカエル・ニクヴィストは『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』や『ジョン・ウィック』でも悪玉のボスやってますが、本作は過去の比ではない狂いっぷりを見せてくれそう。ていうか『ジョン・ウィック』は完全にとばっちりでキアヌに組織壊滅させられる愛らしい悪役でしたね。


みかんの丘
とうもろこしの島
http://www.mikan-toumorokoshi.info
紛争の中に生きる人を描いたギオルギ・オヴァシヴィリ監督の二作品、同時公開。みかん栽培をする男の家で、敵対関係にある二人の兵士が介抱される『みかんの丘』。紛争状態にある2つの地域の間で畑を耕す老人と若い孫娘のお話『とうもろこしの島』。


怒り
http://www.ikari-movie.com/
李相日監督脚本。2010年の監督作『悪人』と同じく、吉田修一の小説が原作。出演は渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、妻夫木聡など。


オーバー・フェンス
http://overfence-movie.jp/
「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」の佐藤泰志小説が原作の、山下敦弘監督作。『そこのみにて光輝く』の高田亮脚本、近藤龍人撮影。オダギリジョー、蒼井優、松田翔太出演。
そこのみにて光輝く』の池脇千鶴は凄かったですが、こちらの蒼井優も壮絶そう。ごく個人的ですが、マイベスト映画『バード★シット』と共通するモチーフがありそうで気になります。映画館で見たいから、雪が降る前に帯広で上映して欲しい。


校庭に東風吹いて
http://www.ggvp.net/kochi/

家では少し話せるけど学校では全く話せない場面緘黙症の子がいる学級で、教師と、生徒と、親とが、困難に向き合う。
監督は『農家の嫁35歳 スカートの風』金田敬。脚本はプリキュアSS序盤のシリーズ構成長津晴子。出演は沢口靖子、村田雄浩、星由里子、遠藤久美子、ひし美ゆり子、仁科貴など。ゴジラ映画出てる人多いっすね。


ザ・ムービー アルスマグナ危機一髪!
http://ars-magna.jp/

世の中、まだまだ俺の知らない事がいっぱいあるな、って思う。



映画 聲の形
http://koenokatachi-movie.com/
大今良時のマンガ、京アニが映画化。山田尚子監督、吉田玲子脚本。


レッドタートル ある島の物語
http://red-turtle.jp
ディズニーの『美女と野獣』『ファンタジア2000』などに参加し、短編アニメーション監督作で数々の受賞歴を持つマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督、初の長編映画。ジブリが制作し、高畑勲もシナリオや絵コンテに関わっているそう。


地獄に堕ちた野郎ども
http://damneddoc.jp/
ダムド、初のドキュメンタリー。これだけ数多くミュージシャンのドキュメンタリーが作られてきたのに、ダムドは今回が初めてって驚きだわ。僕はMACHINE GUN ETIQUETTEの一曲目と二曲目の曲間が、全てのロック/パンクのアルバムの中で最もエモーショナルな瞬間だと思っています。



9/22(木)
ある天文学者の恋文
http://gaga.ne.jp/tenmongakusha/
ニュー・シネマ・パラダイス』ジュゼッペ・トルナトーレ監督、エンニオ・モリコーネ音楽。亡くなったはずの恋人から送られてくるメール、手紙、贈り物。一体何故?と調べていくと、、、きっと切なくも心温まる結末が待っているのでしょう。


真田十勇士
http://sanada10braves.jp/
堤幸彦監督による時代劇。うーん見てみたいですね。


闇金ウシジマくん Part3
http://ymkn-ushijima-movie.com/
もう三作目か、ペース早いなぁと思ったら、10/22に映画最終作も公開するそうで。映画前作で悪役として最高の存在感を見せた高橋メアリージュン続投が嬉しい。


ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years
http://thebeatles-eightdaysaweek.jp
ロン・ハワードが監督の、ビートルズ公式ドキュメンタリー。今更「知られざるストーリー」がどれだけあるのか疑問ですが、予告編最後のジョン映像は初めて見たので、まだまだ掘れば出てくるのでしょう。現在のポールとリンゴへの新規インタビュー映像や、アンソロジーの時に撮ったジョージへのインタビュー映像を普通に使ってる辺り、流石オフィシャル作品って感じ。



9/24(土)
ハドソン川の奇跡
http://wwws.warnerbros.co.jp/hudson-kiseki/
クリント・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演。
09年1月15日、乗客乗員155人を乗せた航空機がマンハッタンの上空850メートルでコントロールを失うも、ハドソン川に着水させ全員を生還させた実際に起きた航空事故と、その後に国家運輸安全委員会から厳しい追及を受けた顛末を映画化。ロバート・ゼメキス『フライト』と似たお話。『フライト』が現実味とケレン味を絶妙に合わせた傑作だっただけに、イーストウッドがこの題材をいかに料理するか、楽しみです。


白い帽子の女
http://shiroiboushi.jp
アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピット、『Mr.&Mrs.スミス』以来の共演作となる倦怠夫婦モノ。アンジェリーナ・ジョリーが監督脚本制作も担当。撮影に『ピアニスト』『白いリボン』のクリスティアン・ベルガー。
アンジー監督作って未だに見た事ないのですが、本作予告編の車に乗る二人のショットが凄く良いし、映画偏差値高そう。


メカニック ワールドミッション
http://mechanic-movie.com/
ブロンソン主演の同名タイトルを、ジェイソン・ステイサム主演でリメイクしたらイカす出来となった2011年の秀作『メカニック』の続編。監督はデニス・ガンゼルに交代。前作はサイモン・ウェスト監督らしく後半大味でしたが、ラストは渋くキメていて良かったです。今回は、予告見る限りサイモン・ウエスト以上に大味かもしれません。
とはいえ、デニス・ガンゼル監督はガールズ吸血鬼映画の秀作『ブラッディ・パーティ』や、今のロシアを舞台にしたらシャレにならない恐怖感が出たサスペンス『イヤー・オブ・ザ・スネーク』も良かったし、見てみない事には分かりませんね。
共演はトミー・リー・ジョーンズ、ジェシカ・アルバ、ミシェル・ヨー。この映画、ミレニアム・フィルムズも制作に噛んでるようなので、これを足がかりにミシェル・ヨーもエクスペンダブルズ入りしないっすかね。



泣き虫ピエロの結婚式
http://nakimushi-pierrot.jp
「日本感動大賞」の第4回(2014年)大賞に選ばれ、書籍化もされた実話を映画化。
もうこの文面がキツいですが、だからこそ見たい。主演は志田未来とキョウリュウレッド竜星涼。監督は『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』御法川修。


スーパーメンチ 時代をプロデュースした男!
http://www.supermensch.jp/
数々のミュージシャンや映画をプロデュースしてきたシェップ・ゴードンのドキュメンタリー。マイク・マイヤーズ初監督作。
映画製作者としてのシェップ・ゴードンはウェス・クレイヴン『ショッカー』、ジョン・カーペンター『ゼイリブ』、アラン・ルドルフ『モダーンズ』、リンゼイ・アンダーソン『八月の鯨』などに関わっているようです。良いラインナップだなぁ。


将軍様、あなたのために映画を撮ります
http://www.shouguneiga.ayapro.ne.jp/
金正日の指示で拉致された韓国の女優チェ・ウニと映画監督シン・サンオクのドキュメンタリー。シン・サンオクは、かの有名な北朝鮮怪獣映画『プルガサリ』だけでなく、アメリカで『クロオビキッズ』の三作目を監督してたり、妙なフィルモグラフィーで面白い。



9/30(金)
高慢と偏見とゾンビ
http://gaga.ne.jp/zombies/
ジェーン・オースティン「高慢と偏見」に「とゾンビ」要素を付け足す、という手法で作られたマッシュアップ小説「高慢と偏見とゾンビ」の映画化。映画化がアナウンスされて喜び勇んで原作読んだのが何年前だったか、、、随分待たされました。
ただ予告見る限り、この作品で重要なクンフーや勘違い東洋文化成分が弱そうで若干不安です。ゾンビ映画としての評価も、そもそも原作が、ゾンビが日常的に居る世界に置き換えながらも普通に「高慢と偏見」してる、という面白さを指向しているので、厳しいかもしれません。
ナタリー・ポートマンの名前が制作に入ってますが、当初は主演予定だったんですよね。彼女がガッツリ関われば相当良かったと思うのですが。
と、見てもいない映画をどうこう言うのは良くないですね。どんな出来であろうと、「高慢と偏見」原作を読んでいる、あるいはジョー・ライト監督キーラ・ナイトレイ主演の映画版『プライドと偏見』を見ているのであれば、それなりに面白く見られるでしょう。
本当は、キーラ・ナイトレイ版『プライドと偏見』に、ナタリー・ポートマンで撮った『とゾンビ』要素を混ぜて再編集する、というマッシュアップ構造そのものを面白がる映画にすべきだし、ナタリー・ポートマンもおそらくソレをやりたかったと思うんですよね。マッシュアップと類似した手法の映画は『スティーブ・マーティンの四つ数えろ』やウディ・アレン『What's Up Tiger Lily?』、シチュアシオニスト映画などがありますが、数も見る機会も少ないので、とても新鮮で面白かったはず。なので、それを夢想するのが一番楽しい気がします。


ラスト・ウィッチ・ハンター
http://lwh-movie.jp/
ヴィン・ディーゼル主演。倒した魔女の呪いで不死になり、800年にわたり魔女ハンターとして戦い続ける男のお話。共演にマイケル・ケイン、イライジャ・ウッド。監督はリメイク版『クレイジーズ』ブレック・アイズナー。脚本参加者の過去作が『プリースト』や『ドラキュラZERO』といったイマイチなファンタジー・アクションなので、本作もそんな感じでしょうか。でも、ヴィン・ディーゼルの力で面白くなってそうな雰囲気。



9月下旬公開予定
スラヴォイ・ジジェクの倒錯的映画ガイド2 倒錯的イデオロギー・ガイド
http://www.imageforum.co.jp/zizek2/

哲学者、あるいは思想家であるスラヴォイ・ジジェクがひたすら映画を分析し喋りまくる2006年の『スラヴォイ・ジジェクの倒錯的映画ガイド』に続く、2012年製作のジジェク映画語り映画。
前作は、ジジェクが映画のワンシーンをオマージュした画の中でベラベラ話すのがとても面白かったのですが、その手法は今回も健在のようで、嬉しい限り。公式サイトや米国版予告編を見た感じ、前作以上に積極的にジジェクが映画のシーンに入り込んで引用/転用してそう。映画をネタにしたスケッチ(コント)として、意図的に笑わせに来てる感すらありますね。良いなぁ。誰かジジェクを役者として劇映画に使えばいいのに。
ジジェクは「映画を語る」のではなく「映画で語る/映画を使って語る」人なので、その解釈で映画を分かった気になるのは危険ですし、逆に熱心な映画ファンが映画作品を語るつもりのないジジェクに「お前は映画を分かってない」と怒るのも的外れだと思います(都合の良い事を言うための道具として映画を使っている、という理由で怒るのならまあ、分からないでもないですが。でも映画をただ映画として消費する以外は認めない、ってのも怖い考えですわ)。
それはともかく、ジジェクの映画喋りは芸としてとても面白いので、難しそうだと気負わずに、興味があるなら是非見て欲しいです。
[ 2016/08/24 20:42 ] 映画 | TB(0) | CM(0)
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Author:かりふら