メモ

忘れっぽいです

『龍三と七人の子分たち』『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃』『フォーカス』

・『龍三と七人の子分たち
http://www.ryuzo7.jp

監督、脚本、編集:北野武
音楽:鈴木慶一
出演:藤竜也、近藤正臣、中尾彬、品川徹、樋浦勉、伊藤幸純、吉澤健、小野寺昭

北野武は「狙いに行ってる映画」製作モードになると、作品もしくは観客に寄り添ってしまい、映画と自身の距離感を欠いてしまう印象があります。
見てるコッチが恥ずかしくなる『みんな~やってるか!』や、過去作に縛られまいとして逆にがんじがらめな『座頭市』みたく、ヘンに力んだり、『菊次郎の夏』や『アウトレイジ』後半のように、サービス精神が空回りしたり。

しかし今回は、娯楽作を狙いに行きながら、観客に寄り添おうなどというウザいサービス精神が薄くて、良い感じです。全く面白く無いコメディシーンもありますが、見てるコッチが恥ずかしくなるほどキッツイ事態にはなっていません。
最近の映画にありがちな「主人公とその仲間たちはみんな幸せになりました」系エピローグが無いのも嬉しいです。肩肘張って無いプログラム・ピクチャーの佳作って感じ。楽しかったです。



・『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃
http://www.shinchan-movie.com/

監督:橋本昌和(『レイトン教授と永遠の歌姫』『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』)
脚本:うえのきみこ(『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』)
ゲスト声優:坂本真綾、平田広明、堀内賢雄、浪川大輔
芸能人声優:指原莉乃、日本エレキテル連合



野原一家で王道モンスター・パニック映画をやったら、ちゃんと怖くて、沢山笑えて、ベラボウに面白い傑作になってしまいました、という一作。さしずめモンスター・パニック版『ショーン・オブ・ザ・デッド』とでも言いましょうか。マジでモンスター・パニック映画史に残るレベルの出来です。
個人的にも、クレしん映画TOP3入りするかもしれません(ちなみに上から『雲黒斎』『ブタのヒヅメ』、そして今回の最新作か『カスカベボーイズ』って感じ)。

モンスター・パニックの定番ネタを次々と繰り出しつつ、「クレヨンしんちゃん」のお約束も(映画ではあまり出さないネタも含め)コレでもかと見せてくれるのがまた凄い。人喰いサボテンたちが割と本気でブキミなので、おなじみのネタが繰り出された際の安堵感が大きく、緊張と緩和の落差が効いていました。

導入パートの引っ越しで、なかなか劇場版に出てこないキャラが顔見せしてくれるのも嬉しいです。ななこおねいさんなんて『ヤキニクロード』以来12年ぶりの映画出演だそうで、先代の声優さんが亡くなられたので今は伊藤静がCVなんですね。園長先生役の納谷六朗さんも昨年亡くなりましたが、本作ではちゃんとセリフ有りで登場。本作が遺作になるのかな。しんのすけと組長のやりとり、シンプルだけど、泣けました。

さらに前作『ロボとーちゃん』に引き続き、今回も野原みさえが抜群に良いんですよね。前作では妙に「女」としての魅力を出していたみさえですが、本作では揺るぎない家族の精神的支柱として素晴らしいセリフを披露。男の身勝手をビシッと諌めるみさえ、格好良かった。



・『フォーカス
http://wwws.warnerbros.co.jp/focus/

原題 "Focus"
監督、脚本:グレン・フィカーラ&ジョン・レクア(『ラブ・アゲイン』)
出演:ウィル・スミス、マーゴット・ロビー(『ウルフ・オブ・ヲールストリート』)



監督の前作『ラブ・アゲイン』は「ダメ夫改造計画映画かと思いきや実は、、、」と観客の予想を裏切る怒涛の展開が待っている、その意外性が非常に効いている傑作でした。

今回は詐欺師モノなので、ストーリーの意外性/どんでん返しがあるのは当然、という状況の上で、あえてストレートにラブロマンスをやってしまう感じ。それでいて、前作でも見せた「まさか繋がると思っていなかった点と点が一本の線で繋がれる」という驚きもある、なかなかの佳作。
[ 2015/05/02 13:52 ] 映画鑑賞記 | TB(0) | CM(0)
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Author:かりふら