メモ

忘れっぽいです

『嗤う分身』『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE』

・『嗤う分身
http://waraubunshin-espacesarou.com

原題 "The Double"
監督、脚本:リチャード・アイオアディ(『サブマリン』)
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、ミア・ワシコウスカ



直球ドッペルゲンガー映画。
この手の作品は、映画の視点が本体サイドと分身サイドを行き来して観客をクラクラさせるモノが多いですが、本作は常に本体サイド視点で進む、分かりやすい作り。

ストーリーはシンプルですが、演出/美術/音響で観客を強烈なミステリーと酩酊感でクラクラさせてくれる、実に映画的な映画です。ディヴィッド・リンチの『イレイザーヘッド』を思わす硬質な悪夢が、徐々にジョン・ブアマン映画のような動的な悪夢へと移行していく動きのある構成も、軟体動物を思わすヌルリとした感触を映画に与えています。

この監督の前作『サブマリン』は、予告編見ただけでも分かる程に、思いっきりトリュフォー&ゴダールな映画でしたが、

今回も監督自身の映画趣味が炸裂。
監督が参考にしたと語る『イレイザーヘッド』『アルファビル』『悪魔の首飾り』といった悪夢映画を思い出さずにいられない世界観となっています(個人的には、小原槇司の漫画『菫画報』テイストも濃厚に感じました)。それでいて、安易な引用/サンプリング映画にならない品の良さは、映画偏差値の高さとユーモア故でしょうか。

それと、ワタクシ、「ブルー・コメッツのコテコテなグループ・サウンズはノワールと相性良いはず」と常々思っていたので、本作でそれが実践されていて大変嬉しかったです。



・『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE
http://www.tqg-vs-kyoryu.jp

監督:渡辺勝也
脚本:小林靖子
ゲスト声優:天野ひろゆき



「子供の姿にされてしまった こどもトッキュウジャーがキュートに変身! 」などと謳われているので、『コドモ警察』や『女子ーズ』の如き低レベルなセルフパロディになりやしないかとヒヤヒヤしましたが、全くの杞憂でした。「子供っぽさ」というテーマと真摯に向き合い、でも子供向け特撮らしく軽く楽しく料理する、とても良い出来。

子供に戻るというギミック。東映特撮映画はそういったギミックを面白く膨らませてくれない事もままありますが、今回はキチンと物語構成やキメ台詞に活かされていますし、何よりアクションシーンを面白くしています。近年の東映特撮は殺陣がとても充実しているのですが、こどもモードも動きまくりで全く見劣りしませんし、トッキュウ+キョウリュウの合同技も身長差が映えるナイスな陣形でキメてくれます。

蛇足になりがちなラスボス巨大化も一工夫あるので盛り上がるし、脇役の使い方も上手く、お祭り映画としても良し。昨年の『キュリュウVSゴーバス』『トッキュウジャー THE MOVIE』に引き続き、トッキュウジャー出てくる映画は、俺の好きなキッズムービー要素をキチっと押さえていてハズレ無しです。
[ 2015/01/21 07:55 ] 映画鑑賞記 | TB(0) | CM(0)
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Author:かりふら