メモ

忘れっぽいです

『クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落』『テロ,ライブ』

・『クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落
http://www.queen-cinema.jp

原題 "The Queen of Versailles"
監督:ローレン・グリーンフィールド
出演:デビッド・シーゲル、ジャッキー・シーゲル



ごく平凡な家庭に生まれながらアメリカ有数の大富豪に成り上がった、アメリカンドリームを地で行く男とその家族のドキュメンタリー、、、のハズが、リーマン・ショックによって、その失墜を記録していく事となったドキュメンタリー。


予告を見ると、嫌味な成金に見える大富豪夫妻ですが、そんな事は一切なく、何よりも子供を大切に思い、従業員たちにも敬意を忘れない、そして仕事に対しては並外れてハングリーな、真っ当な努力家。ただし、金銭感覚に関しては、庶民と桁違いの思考を持っておられます。

クィーン・オブ・ベルサイユ』というタイトルは、ベルばらに親しんだ日本人からすると実に的を射ています。浪費家で、子煩悩で、ギリギリになるまでその深刻な状況を知らされない故に愚かしく見えてしまう奥方は、まさにベルばらのマリー・アントワネットそのものです。


監督は魅力的な夫妻に愛着を持ちつつ、しかし、彼らや関係者たちの美点も欠点も等しく並べていく公平さを忘れません。ナレーションも無く、余計な説明も無し。

じわじわと、しかし確実に堕ちていく金持ち一家を、嘲笑うも、同情するも、ただ眺めるも、観客次第、という作り。
リーマン・ショック物ドキュメンタリーとしても、リーマン・ショックによってアメリカの一般/富裕市民が如何なる影響を受けたか、理解しやすい作品になっています。



・『テロ,ライブ
http://terror-live.com

監督、脚本:キム・ビョンウ
出演:ハ・ジョンウ(『チェイサー』『ベルリン・ファイル』)、イ・ギョンヨン(『新しき世界』)



爆弾テロ犯とのやりとりをテレビで生放送。
テロ犯に振り回されるキャスター役は、『哀しき獣』で牛骨を振り回す怖いオッサンに追い掛け回された哀しき主人公、ハ・ジョンウ。

こんなの面白いに決まってる!という設定とキャスティング。そこに「この状況で考え得る最凶の展開に持っていく」という韓国映画らしいガッツ溢れる脚本も加わって、とても楽しい事になっていきます。主人公はその場から一歩も動けぬまま、拡大していく状況の妙。予告編は色々と出し過ぎなので、予告見ない方が展開の振れ幅の大きさに驚けるはず。ワンシチュエーション物、リアルタイム進行モノとしてもヒネリの効いた良作です。
[ 2014/10/29 12:13 ] 映画鑑賞記 | TB(0) | CM(0)
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Author:かりふら