メモ

忘れっぽいです

『イントゥ・ザ・ストーム』

・『イントゥ・ザ・ストーム
http://wwws.warnerbros.co.jp/intothestorm/

原題 "Into the Storm"
監督:スティーヴン・クォーレ(『ファイナル・デッドブリッジ』)
出演:リチャード・アーミティッジ(『ホビット』三部作)、サラ・ウェイン・キャリーズ(『ウォーキング・デッド』)



嬉しくなるほど正統派なディザスター映画であり、怪獣映画。

ドッカンドッカン破壊されていく建物、巻き上げられやがて落ち行く車、吸い込まれる人間。これをデカイ画面で、デカイ音で見られるのだから何の文句もありません。役者たちが実際に雨風に晒されているので、VFX満載映画特有の「作り物」感が、良い按配に薄れるのもナイスです。


本作は竜巻が相手なので、エメリッヒ的世界規模ディザスターではなく、地域密着型ディザスターとなっています。お陰で、映画の尺は89分と丁度良く、人間ドラマも小規模ながら凄まじい威力を発揮。最初はウザかった連中が、やがて小市民的ヒーロー性を見せる展開とか、グッと来ます。

この手の映画でのお約束である「身勝手なイヤな奴」描写が無いのも好印象。外で大破壊が巻き起っているのだから、こちとらチマチマした人間同士のイザコザなんざ見たくないのです。ダルい人物描写パートは序盤だけ。一度天気が荒れ出せば、あとは破壊と、右往左往する人間たちを存分に楽しめます。


そして何よりの本作の白眉は、「史上最大の竜巻vs竜巻撮影用装甲車タイタス」というウルトラファイトです。

下手な予告編より、このタイタス紹介ビデオの方が絶対客呼べると思うなぁ。アタマ悪くて格好良いわ。そして、竜巻とタイタスの死闘の果てに映し出されるビジュアルの素晴らしさときたら、思い出すだけでニヤけます。

「突き抜けた映像」があるだけで、その映画は最高です。
ターミネーター2』で初めてT-1000を見た時や、ノッシノッシと歩く『ジュラシック・パーク』の恐竜のような、生まれて初めて見るビジュアルは勿論素晴らしいですし、安っぽさの究極を感じさせる『コワすぎ!』シリーズのペラペラな「向こうの世界」描写だって突き抜けていて最高だし、現代アメリカ最高峰の巨匠であるはずのテレンス・マリック監督作『ツリー・オブ・ライフ』で目を疑うような馬鹿VFXが唐突に現れる瞬間も最高です。
いつだって僕は、思いもよらない映像が見たいのです。

本作の、竜巻撮影用装甲車タイタスに搭載されたカメラが映し出す最果ての光景。そしてそれを見る、竜巻のために生きてきた竜巻バカ一代男の表情。突き抜けて馬鹿馬鹿しく、神々しいその映像は、今のところ今年ベストのビジュアルです。


ちなみに僕は字幕で見ましたが、日本語吹替も間違いないキャスティングが成されているので良さそう。何にせよ、大きなスクリーンで堪能したい作品です。僕はかなり気に入りました。今年の実写映画ベストテン入りしそう。
[ 2014/08/22 15:33 ] 映画鑑賞記 | TB(0) | CM(0)
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Author:かりふら