メモ

忘れっぽいです

『DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?』『マレフィセント』

・『DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?
http://www.2014-akb48.jp

監督:高橋栄樹
出演:AKB48グループ



映画が終わり、場内が明るくなっても、泣き疲れて誰一人立ち上がれない、心地よい疲労感の漂う観客席。こういう光景に出会うと、映画館で見て良かったと、つくづく思います。


AKB48グループ毎年の恒例ドキュメンタリー映画、第四弾。

1作目は、AKB48の人気メンバーがキラキラと輝きながらインタビューに答える、いたって普通のファンサービス映画でした。

しかし、知ってる人には言わずもがな、高橋栄樹監督が担当するようになった2作目以降、本シリーズは日本のアイドル史とドキュメンタリー映画史に残る、と言っても過言では無いシリーズとなりました。


ザックリ言って、2作目は「アイドル残酷物語」でした。1作目で提示された華麗なるアイドル業の壮絶な裏側をさらけ出し、それでもアイドルを続け、頂点に到達したからこそ見える世界を提示します。

3作目は「アイドルを辞める人々」。様々な理由からレースを降り、アイドルを辞めていく少女たち。彼女たちだからこそ気付ける価値観、歩める新しい世界を見せます。

単なるアイドル賛歌のアイドル映画ではなく、アイドルの厳しさを伝え、去り行く少女たちへの祝福を忘れない映画だからこそ、本シリーズは単なるAKB48のPR映画に終わらない普遍性を持ちました。


4作目となる今回の主題は、「アイドルだって人である」といった感じでしょうか。

我々は、トップアイドル集団である彼女達を、テレビの向こう側に居る特殊な存在、あるいは、オトナの利益の為に躍らされる人形、などといった、何を言っても許される「人間ではない何か」と錯覚しかねません。
それゆえに彼女たちが受け続けてきた誹謗中傷、揶揄、嘲笑。その行き着く先としての、握手会傷害事件。

そういった現在の状況を省みた今回は、「生身の人間」としての彼女たちを見せていきます。ひたすらに努力を重ね、家族や仲間や真摯なファンに支えられながら、何とかアイドルとして踏みとどまる、もしくは辞めていく少女たち。

アイドルである以前に、ごく普通の少女である彼女たちが努力する姿を、それでも馬鹿できるのか。そして、ごく普通の少女である彼女たちをこんなにも輝かせるアイドルとは、いかなる存在なのか。
そんな事を、観客に問うてくる映画です。

もちろん、女の子たちの関係性やキャッキャウフフを存分に楽しめますし、総選挙と大組閣という残酷ショーもありますし、大島優子卒業公演中止による『THIS IS IT』要素もあります。

シリーズ見てきた人はオススメされなくても見ると思いますが、今回もオススメです。濃密です。面白いです。


シリーズ見ていない人には2作目、『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』をオススメします。前田敦子の顔と名前以外、一切のAKB48知識を持たなかった俺が見てもスリリング且つ大号泣でした。

アイドルマスター好きには3作目、『NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』もオススメです。
いつの間にやら「ドームですよっ!ドームっっ!」が「アイマスですよ、アイマス!」になっているアイドルマスターですが、アイマス同様、AKB48も東京ドーム公演を目標としてきたグループでした。
アイマスを追い続けてきた人なら、遂にAKB48が到達した東京ドーム公演の、前田敦子が"渚のCHERRY"を歌う姿に、天海春香(もしくは中村繪里子)が"太陽のジェラシー"を歌う姿を重ねずにいられないと思います。



・『マレフィセント』2D吹替
http://ugc.disney.co.jp/blog/movie/category/maleficent/

監督:ロバート・ストロンバーグ
出演:アンジェリーナ・ジョリー、エル・ファニング



お世辞にも誉められない、醜い物語。
話運びは凡庸。登場人物の心情は短絡的で、支離滅裂。

にも関わらず本作は、近年のアンジェリーナ・ジョリーの社会行動とディズニーの物語指向がエンターテイメント作品の中で一致した、妙に説得力のある魅力的な映画になっています。
アナと雪の女王』が、音楽と映像の力でねじ伏せてみせた物語の不備や物足りなさを、『マレフィセント』はアンジェリーナ・ジョリーの独力で成し遂げようとしているのです。

果たして、それが成功していると感じるか否かは観客次第です(僕はこの映画を全く面白いと思いませんでした)が、少なくとも、現在最強のハリウッドセレブリティの、凡庸な脚本や演出、ゴテゴテのVFXにも負けない、本物の地力は感じ取れます。

ただ、アンジェリーナ・ジョリーが凄過ぎて、俺の大好きなエル・ファニングが準主役にも関わらず思いっきり霞んでしまったのが残念無念です、うう。


ちなみに、序盤は特に3D全開な画作りなので、3Dで見た方が楽しそうです。なおかつ、アンジーの演技や存在感頼りの映画なので、吹替より字幕で見てこそ本領が発揮されると思います。
[ 2014/07/08 19:54 ] 映画鑑賞記 | TB(0) | CM(0)
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