メモ

忘れっぽいです

『抱きしめたい 真実の物語』『スノーピアサー』

・『抱きしめたい 真実の物語
http://www.dakishimetai.jp

監督、脚本:塩田明彦
脚本:斉藤ひろし(『黄泉がえり』『余命1ヶ月の花嫁』)
出演:北川景子、錦戸亮



害虫』『黄泉がえり』の塩田明彦監督、7年ぶりの長編。

冒頭で物語の結末を提示し、「物語」で感動させるのではなく、「映画」で感動させますよ、という気概を感じさせる軽やかな導入パートが、まず素晴らしかったです。
これから語られるストーリーに登場するであろう人々が一堂に会す宴会シーンの、確かなカメラワークと演技アンサンブル。現在の物語だというのに老いも若きも一緒に合唱しているのが"女のみち"という選曲チョイスも含め、観客に媚びる事無く、でも丁寧に観客をリードしていく手腕にホレボレします。

以降も、饒舌になったり音楽に頼ったりする事なく、スマートに映画は進みます。
脇を固める俳優陣の充実(特に主役二人の親、そして窪田正孝!)。
躍動的に動く人々(車椅子に乗る北川景子さえも)。
時間や世代を超えて繰り返される動作が生む感動。
喜ばしいシーンの陰には悲しみがあり、悲しいシーンにはユーモアが添えられる、的確なバランス感覚。
良い所を挙げればキリが無く、悪い所は特に思いつかない良心作。お涙頂戴恋愛映画を期待した観客も、やかましい映画好きも両方納得できるだけでなく、普遍的な家族ドラマとして誰が見ても感動できる映画だと思います。



・『スノーピアサー
http://www.snowpiercer.jp

監督、脚本:ポン・ジュノ
出演:クリス・エヴァンス、ソン・ガンホ、ティルダ・スウィントン



ちょっとどうかしてるくらい上手いこと現代人間社会をひた走る列車内にデフォルメしてみせた近未来SF。SFにディテールを求める人には全くもって不向きな映画ですが、SFに寓話性(『宇宙戦争』のオチとか、ああいうの)を求める人には最高の一作。


個人的には

1.『母なる証明』のラストダンスを彷彿とさせる、正義のための暴力描写

2.祭だひゃっほい

3.つっこめー!

のくだりだけでも、人類の縮図として完璧で、大変興奮しました。

Snowpiercer-Film.jpg
それにしても、コ・アソン大きくなったなー。ソン・ガンホとコ・アソンが父娘、という『グエムル』の設定を継承してるのが嬉しい。
[ 2014/02/08 00:51 ] 映画鑑賞記 | TB(0) | CM(0)
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Author:かりふら