メモ

忘れっぽいです

フリーDL曲 2013/7/5

PERFECT FIT EP by Heartbeat




・「メモリーズ・コーナー
http://memories-corner.com



 阪神淡路大震災から15年経った神戸が舞台で、キャストはほぼ日本人だけど、監督と主演はフランス人のフランス映画。大して評判も聞かなかったけど、それも納得の、変な映画でした。

 この映画は、日本設定がヘンなのです。少々大袈裟に書きますが、この映画の日本で未練を残して死んだ人は、もれなく全員が成仏できず幽霊として地上に残り続けます。幽霊はお守りを持っていて、中にはとある物が入っています(余談ですが、このお守りに入っていたアレは、角度がヤバすぎてマジ怖かった)。そしてどうやら、この映画に登場する日本人はほとんどが、幽霊を普通に見る事が出来るようです。

 観客にとって未知の国が舞台であれば、こういった違和感のある設定も「そういう信仰なのだろう」とすんなり納得できます。また、いかにも外人が日本で作った映画(ワイルドスピード3とかラーメンガールみたいなの)であれば、トンデモ日本として認識できます。しかしこの映画は、日本映画であると言われても違和感が無いほど、見事に日本的な映画なのです。それだけに所々で顔を出す奇妙な日本設定が、とても飲み込みにくいノイズとなってしまいます。そのせいで「最後まで感情移入できず退屈」というタイプの感想を持つ人が多くても仕方ない。

 ですが、この日本設定を踏まえた上で見ると、この映画は「極めて日本的な怪談/心霊話でありながら、日本人として全く共感できない」という奇妙な構造を持っている事に気付きます。日本人の生理に染みついている日本的怪談話を、まるで他国の文化のように享受できるのです。こんな体験はなかなか出来ません。まともな映画を期待するとガッカリ、むしろ怒りが湧きかねない映画ですが、西島秀俊と阿部寛(と國村隼と塩見三省のアウトレイジ組)が出ている豪華な精神世界系映画として見ると、かなりの拾い物です。
[ 2013/07/05 23:38 ] フリーDL曲 | TB(0) | CM(0)
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Author:かりふら