LETS DO IT '97 - MAGIC FADΞS FEAT SIDDIQ・『
逃走車』
http://tousousha.com 『
アルマゲドン20XX』や『
メガ・ピラニア』みたいなロジャー・コーマン周りやアサイラムが制作したパチモン映画がつまらないのは、CGのチャチさや、志の低さのせいではなく、登場人物に同情できないからなんですよね。どいつもこいつも自分勝手で、相手の言葉を聞きもせず、仲間同士でいがみ合うばかり。彼らがどんな困難に出くわそうと、画面の中で何が起きようと、視聴者は「どうでもいいわ」と思ってしまう。
『
逃走車』は、まさにそんな映画でした。カメラが一切車の外へ出ない密室ミステリーで、負け犬がお偉いさんに一泡吹かす話で、バディ物要素もあって、レースゲームの『ニード・フォー・スピード/モスト・ウォンテッド』の如くパトカーをやり込める展開もある。こんなに楽しそうなのに。なのにねぇ。
アサイラム制作パチモン映画はつまらないですが、そのダメさコミで楽しむモノだからそれでいいけど、『
逃走車』は主演のポール・ウォーカーが制作も兼任してこの出来だからなぁ。『
ワイルド・スピード』シリーズでの彼の存在意義も無くなりつつあるタイミングでコレは、キャリア的にもマズそう。
・それに比べて今日のフレッシュプリキュアの面白さよ。
http://www.toei-anim.co.jp/tv/fresh_precure/episode/summary/26/第26話。プリキュア呼び捨て回にハズレなし。フレプリで一番好きです。
パッションの淡々としたテンションが生むギャグ、OP曲への繋ぎ、西さんの馬鹿キャラ、じゃれあうラブせつ等々、先週までハード展開が続いていただけに、明るいノリとデフォルメの効いた青山原画でおこさまにも安心。コメディ要素だけでなく、ブッキーとせつなの爽やか感動ドラマもあり、新エンディングダンスへの伏線もしっかり織り込む、隙の無いカンペキな出来。


ミキタンの新メン歓迎体制もいつだってカンペキ。