メモ

忘れっぽいです

フリーDL曲 2012/7/20

Prote-J - Me.Verses.Time
http://www.djbooth.net/index/albums/review/prote-j-me-verses-time/


Beastie Boys - Root Down (Teka Reggae Remix)




・「ヘルタースケルター」@ワーナーマイカルシネマズ港北。
http://hs-movie.com/

 沢尻エリカが演じる主人公りりこ。彼女が支離滅裂に突き進み、触れる者を喰い尽くしながら、その身もボロボロに壊していく。りりこ自身が、芸能人りりこを消費する社会そのものを身をもって体現し、やがて社会を逸脱し「神話と伝説」と成った果てに、あのラストへ辿り着く。という、りりこ周りは、特に前半は、とても良かった。

 沢尻エリカは"社会の皆様はコレが見たいんでしょ"と言わんばかりに、おっぱいを出し、喘ぎ、まんこってちゃんと言う。「マルホランド・ドライブ」のナオミ・ワッツばりにカラダを張っていた。時に軽薄に、時に大袈裟に、泣きわめく演技もとてもりりこらしかった。

 りりこは軽薄かつ大袈裟で素晴らしかったけど、映画はひたすらに大袈裟を盛っていく。原作で、りりこが自身の整形前の写真を見て「すげえブス」と淡々と思う所を、映画では、どしゃ降りの雨の中で盛大に打ちひしがれる。原作と映画が同じくある必要は無いし、過剰なのは楽しくて良いんだけど、大袈裟にするあまり、りりこを悲劇のヒロインにしてしまったのは正直頂けなかった。

"いつも一人の女の子のことを書こうと思っている。
いつも。たった一人の。一人ぼっちの。
一人の女の子の落ちかたというものを。
一人の女の子の落ちかた。
一人の女の子の駄目になりかた。
それは別のありかたとして全て同じ私達の。"
という、岡崎京子の文章がある。原作漫画はこの距離感で描いているから、全身整形モデルりりこという特殊な存在の物語も、他人事では無く、我が事として感じられた。

 今回の映画は、りりこに近付き過ぎて、悲劇のヒロインの物語になった。そこにあるのは我が事では無く、悲劇のヒロインへの同情。原作にある普遍性は随分と矮小化されてしまった。映画化の解釈として、同情させる方向に持っていくのは間違ってないと思うけど、狙ってソッチに向けたというよりは、監督さんの力量で結果としてそうなってしまった、って感じがするなぁ。

 でも沢尻エリカは本当に素晴らしかった。もしラストシーンでスジバンのHelter Skelterが流れていたら、不満点は忘れて笑顔で大絶賛してたかもしれない。

この、曲終わりで、りりこの笑顔で、暗転。最高だったろうなぁ。
[ 2012/07/20 22:27 ] フリーDL曲 | TB(0) | CM(0)
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Author:かりふら