メモ

忘れっぽいです

見た映画:5月

5/1
「イリュージョニスト」シルヴァン ・ショメ監督
 pre-schoolの"depends"という曲の最後のラインが好き。
"still you are so fairytail"
歌詞カードでは「それでも君は美しい」と訳されているけど、直訳すれば「今でも君はお伽話」になる。
 この映画はその歌詞を地で行くような話。奇術師が不器用に取り繕ったお伽話は、タネを明かしても消えない美しい魔法になった。タマフルのシネマハスラーだとリスナーの反応悪かったけど、俺はヒロインがワガママなのが良いと思うんだよなぁ。ヒロインは主人公にとって娘のイノセントを象徴する存在だから、ワガママに甘えられ頼られるのが嬉しいんだし。

「男たちの挽歌2」ジョン・ウー監督
 もちろんラストは燃えるし笑えるし泣けるんだけど、一人夜中にブラウン管テレビで見る方が没入度高いかもしれない。

5/3
「SRサイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム」入江悠監督
 思い出すだけでも胸が締めつけられるほど気まずい、ツラい、グッと来る。ホント、続いて欲しい。

「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」入江悠監督
 2回目の観賞。初回は「最後にソレはどうなの?」と思ったけど、色々考えつつ2回目見てると「アリかなー」に変化。更にタマフルのシネマハスラー聴いてまんまと「あーなるほど」と思わされる。クヤシイ。

5/5
「ポンヌフの恋人」レオス・カラックス監督
 最後のセリフの日本語訳が変わってるんだよね、それ一番言われてるから。「目覚めよ、パリ!」じゃないとラストの余韻が全然違うだろいい加減にしろ!と思う。映画自体は素晴らしかった。スクリーンで見てこそ、な作品。

5/6
「キラー・インサイド・ミー」マイケル・ ウィンターボトム監督
 ガッツリ殴る描写のイヤぁ~な感じと、ラストの散り様は良かった。クソ暑い昼下がりにテレビの洋画劇場でこれ見たら良い一日になりそう。

5/7
「ジャッカス3D」ジェフ・トレメイン監督
 高い金出して3Dメガネ掛けて一緒にクソまみれになろうや!というプレイ。映画というより風俗。気持ちよかった(小学生並みの感想)。

「星を追う子ども」新海誠監督
 子供が見るにはワクワクが足りないし、大人が見るにはノイズが多すぎる。大人になりきれないオタクにしか届かない気が。ただ困った事に、俺はこの映画が結構好き。

5/11
「ブラック・スワン」ダーレン・アロノフスキー監督
 俺はエンジェルウォーズが絶対に許せない(スイプリ風)。男性による抑圧から解放されるための妄想が、男性(監督)に都合の良い妄想にしか見えないから。女の子の妄想に老師とか普通出ないだろ。白馬の王子様を出せとは言わんけど、母や妹を出すべきだったと思う。主人公自身の妄想に見えないと何の説得力も無い。
 それに比べてブラックスワンは良い。混じりっけ無し純度100%の主人公による妄想に、ちゃんと見えるから。

5/13
「星を追う子ども」新海誠監督
 子供たちの冒険の終わりに明解なカタルシスが無いのだから、せめて森崎先生が自らの手で過去を葬り去るようにすればスッキリするんだけど。

5/14
「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇」本田隆一監督
 橋本愛の最後の台詞は、今のところ今年のベスト台詞。

「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」エドガー・ライト監督
 2回目の観賞。ナイヴスとキムは本当にキュートだなぁ。肝心のメインヒロインであるラモーナの弱さが惜しい。

5/15
「キック・アス」マシュー・ボーン監督
 中川翔子が「ヒット・ガールが殴られてちゃんと鼻血を流す」という事を評価していて流石。そういうの描くのは作り手が誠実な証拠だよね。それ故に僕は現実世界に引き戻されてしまったので絶賛は出来ないんだけど、良い映画だと思う。

「アンストッパブル」トニー・スコット監督
 暴走列車と共に、一切ダレる事なく突き進む。上司に刃向かう描写は小気味よいし、作戦が成功してTVを見ていた観衆が沸くシーンでは一緒にガッツポーズしたくなるし、いちいちアガるツボを突いてくれる。シンプルに楽しめる娯楽映画としては今年のベスト。

5/16
「ジュリエットからの手紙」ゲイリー・ウィニック監督
 好きな要素満載なんだけど、演出が安くて全くノれなかった。

5/18
「アンノウン」ジャウム・コレット=セラ監督
 思い返すとヒロインであるタクシー運転手に色んな役割を持たせすぎなんだけど、そのお陰で見てる最中は余計な疑問を抱かず映画に集中出来たんだよな。上手い作りだわ。演じるダイアン・クルーガーも可愛かった。

5/19
「悲しみのミルク」クラウディア・リョサ監督
 自身の壮絶な出来事を歌った母の歌、主人公はレイプを避けるため性器にジャガイモを入れている、とか重い話なんだけど、随所にユーモアがあるので過度に深刻にならずに見られる。
 エンジェルウォーズが辛い現実を妄想に変えるのなら、悲しみのミルクは辛い現実を日常に馴染ませていく様な感じ。

5/20
「メアリー&マックス」アダム・エリオット監督
 ケセラセラが流れる中メアリーが「人生どうにでもな~れ」していくシーンのエモーショナルな事と言ったら!あのシーンだけでもスクリーンで見て良かったと思えるのに、更にラストで感動的な光景が展開されるからなー。
 この映画で使われるケセラセラはPink Martiniが演ってるんだけど、YouTubeでMV見たら映画の良いシーン使いまくり。未見の人には見て欲しくないけど、映画見た人間ならもれなく泣ける。

5/21
「ハロルドとモード」ハル・アシュビー監督
 ババア結婚してくれ!という概念が1971年のアメリカ映画で既に生まれていた事を思うと胸熱ですね。

「バード・シット」ロバート・アルトマン監督
 終わり方が素晴らしいという一点で、僕の黒澤映画ベストは「どん底」なんだけど、それを悠々と凌駕する最高の締め。思わず「おぉぉ・・・」と感嘆の唸り声が出てしまった。権利関係でDVDは出せないらしいので、劇場でやる度に見に行くしかねぇなコリャ。

「はやぶさ HAYABUSA BACK TO THE EARTH」上坂浩光監督
 はやぶさを人格化して過度に感傷的にするナレーションが最悪。iPhone取り出して自分の好きな曲流しながら見てやろうかと思った。

5/23
「ゲンスブールと女たち」ジョアン・スファール監督
 エピソード消化するだけで終わるという凡庸な伝記映画パターン。

5/26
「アトムの足音が聞こえる」冨永昌敬監督
 居酒屋インタビューシーンとか、周囲の音も拾いまくり。音を題材にしてるからこそ、そういう所で嘘を付かないってのも分かるんだけど、映画館だと肝心のインタビュー音声が潰れて聞き取り辛いんだよなぁ。DVDなら普通に聞けるんだろうけど。そういう下らない文句はあるけど、内容は面白かった。

5/27
「アジャストメント」ジョージ・ノルフィ監督
 ビジュアルでSF大作っぽく見えるけど、藤子F的すこしふしぎ映画なんで!そこで評価変わるんで!
 どこでもドア使って追いかけっこはアガるんで、劇場版ドラでもやって欲しい。つーかひみつ道具を的確に使いこなす内容のドラ映画見たい!ひみつ道具だと自由度高過ぎるならキテレツ大百科でも良いな。

5/28
「ブロンド少女は過激に美しく」マノエル・デ・オリヴェイラ監督
 ラストカットのヒロインのだらしない座り方!見事だった。それだけで全部OK。素晴らしい。

「コロンブス 永遠の海」マノエル・デ・オリヴェイラ監督
 ソーシャルネットワークの特典映像でHD撮影において被写界深度が如何に重要かを語ってるけど、この映画は画の奥行きが全然無いんだよなぁ。ひたすら平坦な画は現代シークエンスではかろうじてアリだけど、過去シーンは見せ方変えて欲しかった。

「最後の賭け」クロード・シャブロル監督
 主役の詐欺師コンビの付かず離れずな距離感が粋。もっとこの二人の仕事が見たい!

「甘い罠」クロード・シャブロル監督
 終わりよければ全て良し。スタッフロール最高。

「ファースター 怒りの銃弾」ジョージ・ティルマン Jr監督
 登場人物に惚れる米国アクション映画は久しぶりで嬉しかった。ドウェイン・ジョンソンとビリー・ボブ・ソーントンが良くてねぇ。特にビリーの何もかも上手くいかない風体の刑事っぷりはもう最高。

5/30
「ドリーム・ホーム」パン・ホーチョン監督
 今年の暫定ベスト1映画「ビーデビル」と同じ陰惨アジア映画枠で比べてしまうので個人的には若干評価が落ちるけど、予告見て面白そうと思ったなら間違いなく楽しめる傑作。臨機応変でクリエイティブな殺害方法と、エグい所をキッチリ見せる誠実さはもう、好きな人ならばトコトン好きになれる。エクストリームなスプラッタ楽しめる人はホント見て欲しい。人気明星にも関わらず気持ち良さ層にしゃぶられる演技するイーソン・チャン、全然老けないキュートなジョシー・ホーといった役者陣は文句なし。パン・ホーチョン監督は東京国際映画祭や特別上映を別にすると今作が日本初劇場公開。それを記念して過去作もシアターNでレイトショーしてくれてて嬉しい。「AV」とか、良いよ。

 良い映画なだけに「もっとこうして欲しい!」という所も多くあるので以下に書き連ねるけど、未見だと余計なフィルターになってしまうので、見ようかなーと思ってる人は読まないでね。そもそもこのブログ誰が見てんだ、という話だけど。

 風景描写にティルトシフトを多用するのがダサい。ネットの素人カッコつけ動画でよく見る手法と化してるだけに。微速度撮影使ってる所も合わせてダサく感じた。
 映画内時間が現在に戻る時に、テレビ番組のCM明みたいに前回のシーンの最後をもう一度やるのは勘弁して欲しい。時刻表示が半端にモーショントラッキングしてるのも微妙。トラッキングするならキッチリしろ、と思う。
 なまじジョシー・ホー(カナダ陸軍士官学校卒)がヒロイン演じてると、もっとテキパキ殺しそうに思えてしまう。これは俺のジョシーホー知識が偏ってるせいだけど。
 あとオチが、マンションの買値をズバッと言って暗転!だったら相当評価上がってた。愛人に「どのホテルも満室だぞ。どこ行くんだ」と言われた所で「家に帰るのよ」と言い返して暗転でも格好良いな。
 でも俺が文句言う部分が良いという人も間違いなく居ると思う。あのラストも味わい深いし。
[ 2011/05/30 23:32 ] 映画 | TB(0) | CM(0)
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