メモ

忘れっぽいです

8月公開の注目映画

るろうに剣心』『ホットロード』『TOKYO TRIBE』『ルパン三世』『リトル・フォレスト』とマンガ原作実写映画多し。
更に『トランスフォーマー』と3DCG『ドラえもん』、『パトレイバー』と、とにかく漫画アニメ物だらけの8月。

そんな中、オリジナリティ溢れる香ばしい雰囲気を醸し出しているのが、尾崎豊23回忌オマージュ映画の『シェリー』と、『徳川埋蔵金伝説 大発掘プロジェクト 2014 将軍家の暗号』『スポチャン対決!妖怪大決戦』の三本。特に徳川埋蔵金のヤツは、「モキュメンタリー」という言葉すら高尚に思えてくる、下世話な水曜スペシャル的ヤラセ感覚に満ちていて要注目です。

監督名にバリューがあるのは、ツァイ・ミンリャン、ツイ・ハーク、シルヴァン・ショメ、マイケル・ベイ、ホン・サンス、ガス・ヴァン・サント、リュック・ベッソン、山崎貴、三池崇史、北村龍平、園子温。
ツァイ・ミンリャンは最後の劇場監督作と謳われております。

http://eiga.com/coming/


8/1(金)
るろうに剣心 京都大火編
http://wwws.warnerbros.co.jp/rurouni-kenshin/
アクションは谷垣健治が担当しているだけに良かったけど映画自体は、、、というのがよく聞く前作の評価でしたが、今回はどうでしょ。


8/2(土)
ぼくを探しに
http://bokuwosagashini.com/
ベルヴィル・ランデブー』『イリュージョニスト』のシルヴァン・ショメ監督、初の実写作品。予告見ると、ミシェル・ゴンドリーに、ちょっとだけウェス・アンダーソン入ってる雰囲気。



イーダ
http://mermaidfilms.co.jp/ida/
ポーランド映画。前評判高い。


シェリー
http://ozaki.webstar-p.jp
尾崎豊23回忌オマージュ映画、ガッツ石松とビートきよし出演。公式サイト見ても予告編見てもヤバそうなニオイしかしない注目物件。



8/8(金)
トランスフォーマー ロストエイジ
http://www.tf-movie.jp/
監督マイケル・ベイx主演マーク・ウォールバーグとキャストが入れ替わったシリーズ4作目。日本ではビデオスルーとなったマイケル・ベイの前作『ペイン&ゲイン』もマーク・ウォールバーグ主演でした。この二人はどう考えても相性良いから、連続でタッグ組むのも頷ける。


STAND BY ME ドラえもん
http://doraemon-3d.com/
田嶋・T・安恵版ドラえもん最終話を映画化した『ジュブナイル』は良かったから、監督&脚本山崎貴でも悪くないかも。共同監督に『もののけ島のナキ』八木竜一監督も入ってるし。


8/9(土)
バトルフロント
http://battlefront.jp/
個人的に今月一番の期待作。脚本&制作スタローン、主演ジェイソン・ステイサム、共演にジェームス・フランコとウィノナ・ライダー。夢のような企画だ。

山口冨士夫 皆殺しのバラード
https://www.facebook.com/yamaguchifujio.themovie
山口冨士夫晩年のライブドキュメンタリー。去年はやたら音楽ドキュメンタリー多かったけど、今年はちょっと少ないかな。


8/16(土)
ホットロード
http://www.hotroad-movie.jp/
遂に映画化される、ヤンキー憧れ少女漫画の金字塔。『僕等がいた』に続き、三木孝浩監督x吉田智子脚本。年末公開予定の実写版『アオハライド』も同じ布陣。


365日のシンプルライフ
http://www.365simple.net/
彼女にフラれたのをキッカケに、自分の持ち物を全て倉庫に預け、1日1個ずつ自宅に持ち帰る。新たな物は購入しない。というルールで一年間生活するドキュメンタリー。


ヘウォンの恋愛日記
ソニはご機嫌ななめ
http://www.bitters.co.jp/h_s/
3人のアンヌ』のホン・サンス監督&脚本作。シネマートで二作同時公開。『ヘウォンの恋愛日記』にはジェーン・バーキンがカメオ出演。


ローマ環状線、めぐりゆく人生たち
http://www.roma-movie.com/
ドキュメンタリーでは初めて、ヴェネチアで金獅子賞を受けた映画。予告編を見た感じ、ホセ・ルイス・ゲリン監督の『工事中』っぽい雰囲気を感じます。


8/22(金)
イントゥ・ザ・ストーム
http://wwws.warnerbros.co.jp/intothestorm/
竜巻ディザスター映画。監督は『ファイナル・デッドブリッジ』のスティーブン・クォーレ。


プロミスト・ランド
http://promised-land.jp/
ガス・ヴァン・サント監督、マット・デイモン主演脚本制作と『グッド・ウィル・ハンティング』感溢れる布陣。


8/23(土)
喰女 クイメ
http://kuime.jp/
三池崇史監督久しぶりのホラー映画。お岩さんベースの現代劇。最近の三池映画では出色の存在感を見せていた市川海老蔵と伊藤英明が出演。良さそう。


ガンダム Gのレコンギスタ
http://www.g-reco.net/
ターンA以来の富野ガンダム、1〜3話までを先行上映。


徳川埋蔵金伝説 大発掘プロジェクト 2014 将軍家の暗号
http://www.cinemart.co.jp/theater/roppongi/lineup/20140726_11847.html
「かごめの図形に埋蔵金のヒントがあるんですよ!」「ハンパじゃない金属反応です!」「謎の組織の妨害!?」グッと来るフレーズ満載、堂々たるヤラセドキュメンタリー。カナザワ映画祭で上映したら大受けしそう。この予告編を見たら、どうしたって見たくなるでしょ。



8/29(金)
LUCY ルーシー
http://lucymovie.jp/
リュック・ベッソン監督脚本、スカーレット・ヨハンソン主演のスーパーヒロイン映画。チェ・ミンシクがマフィアのボスとして登場。


8/30(土)
ルパン三世
http://www.lupin-the-movie.jp/
監督は『ミッドナイト・ミート・トレイン』『NO ONE LIVES』と愉快なアメリカ制作スプラッタを連続して撮っている北村龍平。アクション監督に『アジョシ』のシム・ジェウォン。脚本が悪くなければ成功しそう。


TOKYO TRIBE
http://tokyotribe-movie.com/
井上三太のTOKYO TRIBE2を実写映画化。園子温監督脚本なので、賛否はともかく、退屈な映画にはならないでしょう。


リトル・フォレスト 夏編・秋編
http://littleforest-movie.jp/
五十嵐大介の漫画の実写化。


THE NEXT GENERATION パトレイバー 第4章
http://patlabor-nextgeneration.com/
監督は6話が押井守、7話が湯浅弘章。6話にはジブリの鈴木敏夫Pが出演。


スポチャン対決 妖怪大決戦
http://spochan-anime.com
イオンシネマ限定公開のガキ向け映画かなーと思ったけど、それにしては港北ニュータウンと海老名の2館でしか上映されない、謎のキッズムービー。年に2,3本こういう不思議な企画を見かけるな。高垣彩陽、田村睦心、堀江由衣、能登麻美子、白石涼子、下田麻美と、やたら声優が豪華で、企画制作の人間にスキモノがいるとしか思えない。


テロ、ライブ
http://terror-live.com/
爆弾テロ犯と国民的アナウンサーのやりとりをリアルタイムで放送、という良さそうな韓国映画。『チェイサー』『哀しき獣』のハ・ジョンウが真面目なアナウンサー姿になってる画が既に面白い。


8月下旬公開予定
郊遊<ピクニック>
http://www.moviola.jp/jiaoyou/
ツァイ・ミンリャン最後の劇場監督作品。
[ 2014/08/01 20:21 ] 映画 | TB(0) | CM(2)

『青鬼』『るろうに剣心 京都大火編』

・『青鬼
http://aooni-movie.com

監督:小林大介
出演:入山杏奈、須賀健太、古畑星夏



元ネタ知らず。

恐らく、演技が達者ではないであろう主役の入山杏奈を、感情の起伏を見せないクールビューティー役に据え、凛とした美しさを引き立てつつ、どうしても必要な長台詞は全力疾走後の息切れ状態で言わせる。出演者の欠点を補い、魅力を引き出す演出がキチンと出来ている映画は、見ていて嬉しくなります。

主人公が感情を出さない分、もう一人の女性キャラ古畑星夏がスクリーミング・クイーンとして活躍。『キャリー』でいう所のナンシー・アレン的立ち位置で、いびり、さげすみ、泣け叫ぶ。演技経験少ない雑誌モデルさんにも関わらず、顔ぐしゃぐしゃにして頑張ってて、とても良かったです。


演技や演出は限られた条件の中で努力工夫してる感がありました。でも脚本と、肝心の青鬼のビジュアルが今一つ。

脚本は独りよがりで精神年齢低め。言葉での説明が多いというダメ映画の基本を押さえているのは当然として、さっきまで一緒に居た連中がいつの間にか別行動してたり、状況把握能力が異様に高かったりと、登場人物が自発的に動いているのではなく、物語の都合で動かされている、という感じがアリアリとします。

青鬼のVFXは、怖くもなければ可愛げもない、『大日本人』の北朝鮮獣チックなビジュアルと動き。この規模のホラー映画にしては素晴らしいクオリティですが、モンスターホラーと見せかけて実は○○ホラー、、、な本作には、具体性の強いデザインは食い合わせが悪くて、勿体ないです。



・『るろうに剣心 京都大火編
http://wwws.warnerbros.co.jp/rurouni-kenshin/

監督:大友啓史
アクション監督:谷垣健治
出演:佐藤健、武井咲、神木隆之介、藤原竜也



原作、アニメ、映画前作知らず。


今際の際にある兄と、それを見守る弟。
兄が息絶えると、弟が「お兄ちゃん、、、、、お兄ちゃん???おにーーーーーーちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!」って、コントの臨終みたいなシーンを本気でやるんだから笑うしかないですね。

主人公周り役者の皆様は、そんなコント演出の餌食になっていて可哀想でした。嫌な事があればスグ怒鳴る、直情型なキャラにされて、馬鹿みたく見えます。


しかし、バカみたいに喋る事の無い、ビジュアルとアクションが充実した敵側のキャラは大変魅力的。

いかにも漫画的な感情欠落ショタキャラが神懸り的にハマる神木隆之介。
妖しく匂い立つ夜伽、高橋メアリージュン。
ゴツいのに立ち姿が美しい伊勢谷友介。
ヤンチャ金髪パワーキャラでキュートなのに陰を感じさせる三浦涼介。

特に三浦涼介は、今回最も活躍する敵幹部。電王(佐藤健) vs オーズ(三浦涼介)の仮面ライダー俳優対決は尺が長いし、その他にも見せ場が多いです。映画としてはタルく酷い本作ですが、俳優/キャラ萌えツールとしては上等。というか、俳優の力に頼りきり。次回作へのクリフハンガーなんて、物語の文脈とは一切関係無く、ラストにちょっとだけサプライズ登場する俳優の豪華さで期待させてるだけだもんな。すげぇわコレ。
[ 2014/08/04 20:55 ] 映画鑑賞記 | TB(0) | CM(0)

『トランスフォーマー / ロストエイジ』

・『トランスフォーマー / ロストエイジ』2D字幕
http://www.tf-movie.jp

監督:マイケル・ベイ
出演:マーク・ウォールバーグ



一見してマイケル・ベイ作品だと分かる強烈なビジュアルがあり、悪辣なユーモアがある。アクが強く個性的な映画を作っているのに、マイケル・ベイの映画からは不思議と、「マイケル・ベイの人間性」みたいなモノが全く見えてきません。

スピルバーグの様にコンプレックスが透けて見える訳でもなく、ノーランの様に野心が滲み出る事もない。
ピーター・ジャクソンの様な作品世界に対する思い入れもない。
かといって、エメリッヒの様に淡々ともしていない。
鈴木則文や三池崇史は近い物があるけれども、彼らの様に隠し持ったインテリジェンスがある訳でもない。

数多くの口出しや要望を受け入れて作らなければならないハリウッドの大予算映画を連発しながら、全く屈折を感じさせない、そして知性も感じさせないマイケル・ベイの楽天性。

トランスフォーマー / ロストエイジ』はその頂点を極めた映画です。屈託なく、知性ゼロの、満面の笑顔。ホンモノのバカっつら。
それでいてVFX使っていないシーンのフィルム的ルックは素晴らしいし、妙なカメラワークで新鮮な驚きを感じさせるショットもあって、映画的な良さもキチンと兼ね備えている。
もしかしたらコレ、ゴダールの『ウイークエンド』を資本主義賛歌に書き換えた、デタラメで愉快な傑作じゃなかろうか。今度は3Dで再見しようと思います。
[ 2014/08/09 08:07 ] 映画鑑賞記 | TB(0) | CM(0)

『バトルフロント』

・『バトルフロント
http://battlefront.jp

原題 "HOMEFRONT"
監督:ゲイリー・フレダー(『サウンド・オブ・サイレンス』『ニューオーリンズ・トライアル』)
脚本:シルベスター・スタローン
出演:ジェイソン・ステイサム、ジェームス・フランコ、ウィノナ・ライダー、ケイト・ボスワース、フランク・グリロ



閉鎖的な田舎町の暗部モノ。
介入するのは探偵でもなければ、正義感溢れる新任警官でもない。やってきたのはエクスペンダブルズなアイツ!という、なかなかイカすコンセプトの作品。

とはいえ決してザックリ大味アクション映画ではなく、戦いや事件の最前線から退いた者だけが持つ「慈しみ」と「陰り」を濃厚に感じさせる、いかにもスタローンなストーリー。

元々スタローンが自身の為に用意していた脚本だそうですが、ここ最近、演技が充実しているジェイソン・ステイサムに託して大正解。娘を溺愛する親馬鹿パパ感や、イングリッシュマン・イン・ニューヨークならぬイングリッシュマン・イン・テキサスな田舎町での異物感など、ステイサムならではの味が良く出ておりました。
[ 2014/08/13 16:54 ] 映画鑑賞記 | TB(0) | CM(0)

『STAND BY ME ドラえもん』

・『STAND BY ME ドラえもん』2D
http://doraemon-3d.com

監督:山崎貴、八木竜一
脚本:山崎貴
音楽:佐藤直紀



「ドラえもん」が郷愁を誘うトリガーに成り得る人にとっては、なるほど、かなり泣けそうです。観客の思い入れを的確に刺激する、エピソードのチョイス、再現、繋ぎ、が成されています。山崎貴のベスト脚本ではないでしょうか。

とはいえ、
しずかちゃんがのび太を選ぶ理由。
のび太の自立。
のび太とドラえもんの友情。
これら3つの、この映画にとっての最重要ポイントが、映画内で納得できる様に描かれているとは、お世辞にも言えません。

しずちゃんがのび太を選ぶ理由は最初から最後まで「のび太さんがかわいそうだから」という同情でしかないし、のび太の自立描写はSF要素があって面白いけど成功しているとは言い難いし、のび太とドラが友情を育む描写は全く足りていません。


でも、好んで見に行くオトナは、映画に足りていない部分を、今までの原作/TVシリーズ/劇場版/その他諸々の「ドラえもん」から好きな様に埋められるので、何の問題も無いでしょう。むしろ、自分の思い入れを存分に投影できて楽しいと思います。

アレですね、良く出来たMADみたいな所がありますね。アイドルマスターのストーリー重視MADみたいな、アイマスに思い入れがあって行間が読める人には傑作だけど、何も知らない人からしたら「雰囲気はあるけど、理解は出来ない」っていう。もっとも、本作はネタがドラえもんという国民的マンガ/アニメだけに、理解できない人は少ないでしょうが。


「ドラえもん」を現在進行形で楽しんでいるお子さまにとっては、泣き要素が邪魔になっている感がありました。エピソード自体は原作の鉄板ネタなので誰もが楽しめるし、ドラえもんらしいコミカル要素も豊富で子供が飽きない様に工夫されていますが、泣き要素に関しては「物語の積み重ね」ではなく「大人の思い入れ」で成り立っているので、小学校低学年より下のお子さまには厳しいモノがあります。


ビジュアルは、日本最高峰の3DCGっぷりを遺憾なく発揮。特にライティングは凄いですね。初めてドラえもんがのび太の部屋に来たシーン、暖かみのあるライティングだけで郷愁を生み出すルック作りには感心しました。

また、表情がグリグリ動くCGと、現行のスラップスティックなドラえもんは相性が抜群。
顔芸と共に暴れる声優陣の演技も良いです。水田わさびドラは軽率さをしっかり兼ね備えているから、初期エピソード中心の世界観だと特に光ります。


山崎貴映画としては『ジュブナイル』『friends もののけ島のナキ』に続く良心作(二作とも、ほぼドラえもんな映画だけど)。
friends もののけ島のナキ』の方が良作だとは思いますが、ファミリー映画としては『ドラえもん』という強靭な土台を持つ本作の安心感は圧倒的。悪くない夏休み映画です。山崎貴嫌いの方には相変わらずオススメ出来ません。
[ 2014/08/16 08:59 ] 映画鑑賞記 | TB(0) | CM(0)
プロフィール
Author:かりふら