メモ

忘れっぽいです

7月公開の注目映画

ジブリ最新作『思い出のマーニー』を筆頭に、『アンパンマン』『ポケモン』『プレーンズ2』『仮面ライダー鎧武』と、ファミリー映画が豊作な7月。

大作、話題作は『オール・ユー・ニード・イズ・キル』『マレフィセント』『GODZILLA』あたり。

リストアップしていませんが、興味深いドキュメンタリーも相当量公開されるので、お好きな方はご確認を。

http://eiga.com/coming/


7/4(金)
オール・ユー・ニード・イズ・キル
http://wwws.warnerbros.co.jp/edgeoftomorrow/
トム・クルーズって、ジャンル映画俳優として見たら物凄く打率高いなー。去年の『アウトロー』とか『オブリビオン』とか、渋くて良かった。

DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?
http://www.2014-akb48.jp/
AKBの大傑作ドキュメンタリーシリーズ、4作目。今回はworld's end girlfriendが劇伴を担当。


7/5(土)
マレフィセント
http://ugc.disney.co.jp/blog/movie/category/maleficent/
眠れる森の美女』を悪役側から描く、という新機軸ディズニー映画。アンジェリーナ・ジョリーとエル・ファニングが出てるんだから、そりゃ見ますよ。エル・ファニングの日本語吹替は、『ピーターパン2』の吹替がなかなか良かった上戸彩。

革命の子どもたち
http://www.u-picc.com/kakumeinokodomo/
日本赤軍の重信房子とドイツ赤軍のウルリケ・マインホフの娘の、ドキュメンタリー。

DANCHI NO YUME
http://www.uplink.co.jp/movie/2014/28979
ラッパー、ANARCHYのドキュメンタリー。


ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!
http://www.movic.jp/info/girls-und-panzer-ova/
OVAを劇場上映。

それいけ!アンパンマン りんごぼうやとみんなの願い
http://anpan-movie.com/2014/
今回のテーマは「ふるさと」。やなせたかし先生が最後に原作を手がけた劇場版となってしまいました。


7/11(金)
ダイバージェント
http://divergent.jp/
ヤングアダルト小説モノ。

怪しい彼女
http://ayakano-movie.com/
傑作『トガニ』の監督最新作。今回はコミカルな映画っぽい。前評判がとても高いので、楽しみ。

ジゴロ・イン・ニューヨーク
http://gigolo.gaga.ne.jp/
俳優ジョン・タトゥーロが監督脚本主演。共演にウディ・アレン、ヴァネッサ・パラディ、シャロン・ストーン。


7/12(土)
黄金のメロディ マッスル・ショールズ
http://muscleshoals-movie.com/
ソウル、R&Bの歴史を語る際に外せないフェイム・スタジオのドキュメンタリー。出演はミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ウィルソン・ピケット等。

大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院
http://www.ooinaru-chinmoku.jp/
カトリック教会の中でも特に戒律が厳しいカルトジオ会の男子修道院、グランド・シャルトルーズのドキュメンタリー。音楽、ナレーション、照明ナシ。監督一人だけが院内に入る事を許された、というストイックな作り。

THE NEXT GENERATION パトレイバー 第3章
http://patlabor-nextgeneration.com/
第4話と5話。今回の監督は辻本貴則と押井守。

リアリティのダンス
http://www.uplink.co.jp/dance/
ホドロフスキー最新作をリアルタイムで見る事が出来るなんて。


7/18(金)
複製された男
http://fukusei-movie.com/
大傑作『灼熱の魂』のドゥニ・ビルヌーブ監督作。


7/19(土)
思い出のマーニー
http://marnie.jp/
ジブリ最新作。『借りぐらしのアリエッティ』の米林宏昌が監督。

プレーンズ2 ファイアー&レスキュー
http://ugc.disney.co.jp/blog/movie/category/planes2/
悪い映画じゃないのに、イマイチ感が拭えないディズニーアニメ『プレーンズ』の続編。

劇場版 仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!
烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS
http://gaim-toq.jp/
見に行くだろうけど、イマイチそそられない今年の夏ライダー映画。トッキュウジャーは楽しそう。

ちょっとかわいいアイアンメイデン
http://iron-maiden.jp/
女子校に拷問部?!というお話を木嶋のりこ主演、現在『女の穴』が公開中の吉田浩太監督脚本で。

エスケイプ・フロム・トゥモロー
http://escapefromtomorrow.jp/
カリフォルニアのディズニーパーク内にて、無許可でゲリラ撮影したダークファンタジー。あまり情報を出さない『クローバーフィールド』スタイルな宣伝が不安を煽ります。悪い意味で。


7/25(金)
GODZILLA
http://www.godzilla-movie.jp/
最新トレーラーで渡辺謙が「ガジィラ」でなく、ハッキリ「ゴジラ」と日本語発音しているのを聞いて、俄然楽しみになってきました。全然違う字幕付いてるけど「ヤツは俺たちを石器時代に戻す気だ!」ってセリフもたまらないっす。



7/26(土)
エイトレンジャー2
http://www.eightranger.com/
今回も監督は堤幸彦。関ジャニ以外の出演者が、前田敦子、ベッキー、赤井英和、竹中直人、東山紀之、ダイアモンド☆ユカイ、肥後克広って、スゴイな。

Z ゼット 果てなき希望
http://www.cinemart.co.jp/z/
相原コージのゾンビ漫画、実写化。監督は当たり外れが激しい印象のある鶴田法男。

つぐない 新宿ゴールデン街の女
http://www.tsugunai.jp
いまおかしんじ監督作。脚本協力に『共喰い』の脚本家、荒井晴彦の名が。

2つ目の窓
http://www.futatsume-no-mado.com/
河瀬直美監督最新作。
[ 2014/07/01 19:00 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

『ディス/コネクト』

・『ディス/コネクト
http://dis-connect.jp

監督:ヘンリー=アレックス・ルビン
出演:ジェイソン・ベイトマン(『モンスター上司』)、リディア・ボイド(『アメリカン・スプレンダー』)、デレック・ハル(『ザ・イースト』)




キル・ユア・ダーリン』という映画で朗読される一節の詩が、正にこの『ディス/コネクト』でした。


気をつけろ、君がいるのは不思議の国じゃない
君の魂に狂気が芽生える音を聞いた
だが幸福な事に、君は無知であり、孤独でいる
傷つけられた君は、隠された愛を見つけた
それを与え、分け合い、そして失え
花も咲かせず散り行く前に



・『コワすぎ!史上最恐の劇場版』のDVD、セルとレンタル始まりました。

特典には、毎度おなじみ白石晃士監督自身が作品を語る約30分の「コワすぎ通信」に加え、シリーズ初のオーディオコメンタリーも収録。劇場やネットで見た人の再見にも最適。


プリキュアASNS3』のアニメコミックも出版されてました。

コミック用にセリフは端折られてるし、多くの楽しいディテールも削られているので、初見の方には全く進められませんが、ソフト化が待ちきれない俺みたいな人間が反芻するには悪くない出来です。わずかヒトコマのエレンの夢シーンをいくらでも眺めていられる人間にはオススメできます。

ちなみにソフト版は7/11にレンタル開始、7/25に販売開始。TSUTAYAの情報見るに、今回はプリキュアでは初めてレンタルにブルーレイも導入されるっぽいですね。
http://store.tsutaya.co.jp/item/rental_dvd/060312163.html
[ 2014/07/03 16:27 ] 映画鑑賞記 | TB(0) | CM(0)

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』

・『オール・ユー・ニード・イズ・キル』2D字幕
http://wwws.warnerbros.co.jp/edgeoftomorrow/

監督:ダグ・リーマン(『ボーン・アイデンティティー』)
出演:トム・クルーズ、エミリー・ブラント



予告編を見て期待した分の面白さは保証出来る、良心的なSFアクション娯楽映画。いかにもSF的なヒネくれたオチも無く、徹底して万人向け仕様にチューニングされています。
個人的には、トム・クルーズ主演作で言えば『宇宙戦争』や『オブリビオン』みたいな、ヒトクセあるオチの方が好きですが。



・そろそろソフト化される作品も多い今年上半期公開映画の俺ベストを振り返ります。


01.ヌイグルマーZ
本編上映前に武田梨奈が頭突きで瓦割りするCMが流れ、映画本編でも武田梨奈が獅子奮迅の大活躍。確かな身体能力を持ちながら、なかなか作品に恵まれなかった武田梨奈がようやく花開く瞬間を映画館で目撃した僕は、ずっと涙が止まりませんでした。
僕の思い入れはさておき、特撮ヒーローを嬉々として見ているなんて、馬鹿馬鹿しい、子どもじみている、それを知りながら、それでも、いつまでも信じ続けてしまう人に、是非見て欲しい映画です。
8/6にDVD、ブルーレイ発売。


02.抱きしめたい 真実の物語
難病実話モノ、という嫌う人は徹底的に嫌う(俺も大嫌いな)題材を、塩田明彦監督は、それはそれは真っ当で見事な「映画」にしました。大袈裟ではなく、ムルナウの『サンライズ』を見た後の様に「ああ、"映画"を見たなぁ」という充実した気分を与えてくれます。
8/13にDVD、ブルーレイ発売。


03.ジョバンニの島
戦争に引き裂かれた家族、時代に飲み込まれた恋愛。堂々たるメロドラマを、アニメーションだから出来る、繊細と大胆を両立した映像に昇華。題材の割りに辛気臭さを感じさせない、ポジティブな演出トーンも良かったです。
あまり報道されていないかもしれませんが、アヌシー国際アニメーション映画祭で審査員特別賞受賞。あまり話題にならなかったかもしれませんが、初の声優仕事をした北島三郎の演技も見事で表彰モノでした。
8/6にDVD、ブルーレイ発売。


04.小さいおうち
僕は山田洋次監督作を多く見ている訳ではありませんが、でも恐らく、氏の監督作では『喜劇 一発大必勝』以来の、人間性むきだしのハードコアな映画です。
喜劇 一発大必勝』は不謹慎ブラックジョークが炸裂する森崎東脚本ゆえのハードコアでしたが、『小さいおうち』は山田洋次監督自身の暗部が炸裂。80歳を越え、82作目にして、このエモさ(プラス、エロさ)。それでいて、映画という虚構に自覚的な老獪さも、当然持ち合わせている(あのミニチュア特撮の素晴らしさ!)。
破綻に満ちた大林宣彦の近作と同じ凄みを、「普通の劇映画」の体を崩さず孕んでしまった怪作です。
8/8にDVD、ブルーレイ発売。


05.グランドピアノ 狙われた黒鍵
70〜80年代初期のデ・パルマ好き必見。ハッタリを楽しめる人にオススメ。設定や物語の破綻を気にする人には全くオススメ出来ません。
9/2にDVD、ブルーレイ発売。


06.映画プリキュアオールスターズ NewStage3 永遠のともだち
ブツクサ文句言いながらNewStageシリーズを見続けてきた(特に鷲尾P時代プリキュア好きな)オッサン共も落涙。
7/25にDVD、ブルーレイ発売。


07.エレニの帰郷
アンゲロプロス監督作とは思えない腑抜けた出来、と感じました。でも、忘れ難いワンシーンがあるのよね。
7/11にDVD、ブルーレイ発売。


08.新しき世界
ヤクザ、仁侠、マフィア、ノワール、潜入捜査、BL、それらジャンルの最新鋭。『仁義なき戦い』や『ゴッドファーザー』と同じく、当然のように何度も見返すであろう芳醇な映画。
8/2にDVD、ブルーレイ発売。


09.LEGO ムービー
世界最高のファミリー映画。
8/2にDVD、ブルーレイ発売。


10.夢は牛のお医者さん
目標に向かって真っ直ぐで、ほとんど聖人君子のような主人公。それを手厚くサポートする家族。あたたかく見守る地域の人々。劇映画だったら興醒めしそうな世界ですが、これは26年の長きに及ぶ時間を積み重ねた、紛れもなく現実世界のドキュメンタリー。人間の美徳の結晶を嫌味なく、映画らしくまとめた労作。
現在も各地で上映中。


11.BUDDHA2 手塚治虫のブッダ 終わりなき旅
前作最大の欠点(=爆笑ポイント)である、映画本編とトーンが合わないリアルな動物寓話パート、何目線かナゾな吉永小百合ナレーション、「ヘタ」というレベルを超越した酷い演技の観世清和。これを詰め込んだ冒頭10分だけで、1800円分の笑いは約束されているというのに、その後もずっと酷いです。笑えます。クソ映画に微笑んでみせる寛大な心を育む偉大な映画。
8/8にDVD、ブルーレイ発売。


12.劇場版 プリティーリズム・オールスターセレクション プリズムショー☆ベストテン
映画館でダウントダウンTVを見せられる不毛な映画、ではなく、ファンが望む物をストレートに届ける最高のgift。
7/18にDVD、ブルーレイ発売。


13.たまこラブストーリー
今年、最も「松竹映画」のロゴが似合う、清く正しい松竹青春映画(本来、松竹的である山田洋次が今年は逸脱してるだけに尚更)。
現在も各地で上映中。


14.ハミングバード
映画も人生も過ぎ去った時は戻らない、という事に自覚的な映画。その中の一瞬を切り取った「写真」から受けた絶望で進行する物語が、「写真」に希望を託して終わるのが、とても美しい。ジェイソン・ステイサム主演作では、現状最良の作品でしょう。
現在も各地で上映中。
[ 2014/07/04 22:29 ] 映画鑑賞記 | TB(0) | CM(0)

『DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?』『マレフィセント』

・『DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?
http://www.2014-akb48.jp

監督:高橋栄樹
出演:AKB48グループ



映画が終わり、場内が明るくなっても、泣き疲れて誰一人立ち上がれない、心地よい疲労感の漂う観客席。こういう光景に出会うと、映画館で見て良かったと、つくづく思います。


AKB48グループ毎年の恒例ドキュメンタリー映画、第四弾。

1作目は、AKB48の人気メンバーがキラキラと輝きながらインタビューに答える、いたって普通のファンサービス映画でした。

しかし、知ってる人には言わずもがな、高橋栄樹監督が担当するようになった2作目以降、本シリーズは日本のアイドル史とドキュメンタリー映画史に残る、と言っても過言では無いシリーズとなりました。


ザックリ言って、2作目は「アイドル残酷物語」でした。1作目で提示された華麗なるアイドル業の壮絶な裏側をさらけ出し、それでもアイドルを続け、頂点に到達したからこそ見える世界を提示します。

3作目は「アイドルを辞める人々」。様々な理由からレースを降り、アイドルを辞めていく少女たち。彼女たちだからこそ気付ける価値観、歩める新しい世界を見せます。

単なるアイドル賛歌のアイドル映画ではなく、アイドルの厳しさを伝え、去り行く少女たちへの祝福を忘れない映画だからこそ、本シリーズは単なるAKB48のPR映画に終わらない普遍性を持ちました。


4作目となる今回の主題は、「アイドルだって人である」といった感じでしょうか。

我々は、トップアイドル集団である彼女達を、テレビの向こう側に居る特殊な存在、あるいは、オトナの利益の為に躍らされる人形、などといった、何を言っても許される「人間ではない何か」と錯覚しかねません。
それゆえに彼女たちが受け続けてきた誹謗中傷、揶揄、嘲笑。その行き着く先としての、握手会傷害事件。

そういった現在の状況を省みた今回は、「生身の人間」としての彼女たちを見せていきます。ひたすらに努力を重ね、家族や仲間や真摯なファンに支えられながら、何とかアイドルとして踏みとどまる、もしくは辞めていく少女たち。

アイドルである以前に、ごく普通の少女である彼女たちが努力する姿を、それでも馬鹿できるのか。そして、ごく普通の少女である彼女たちをこんなにも輝かせるアイドルとは、いかなる存在なのか。
そんな事を、観客に問うてくる映画です。

もちろん、女の子たちの関係性やキャッキャウフフを存分に楽しめますし、総選挙と大組閣という残酷ショーもありますし、大島優子卒業公演中止による『THIS IS IT』要素もあります。

シリーズ見てきた人はオススメされなくても見ると思いますが、今回もオススメです。濃密です。面白いです。


シリーズ見ていない人には2作目、『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』をオススメします。前田敦子の顔と名前以外、一切のAKB48知識を持たなかった俺が見てもスリリング且つ大号泣でした。

アイドルマスター好きには3作目、『NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』もオススメです。
いつの間にやら「ドームですよっ!ドームっっ!」が「アイマスですよ、アイマス!」になっているアイドルマスターですが、アイマス同様、AKB48も東京ドーム公演を目標としてきたグループでした。
アイマスを追い続けてきた人なら、遂にAKB48が到達した東京ドーム公演の、前田敦子が"渚のCHERRY"を歌う姿に、天海春香(もしくは中村繪里子)が"太陽のジェラシー"を歌う姿を重ねずにいられないと思います。



・『マレフィセント』2D吹替
http://ugc.disney.co.jp/blog/movie/category/maleficent/

監督:ロバート・ストロンバーグ
出演:アンジェリーナ・ジョリー、エル・ファニング



お世辞にも誉められない、醜い物語。
話運びは凡庸。登場人物の心情は短絡的で、支離滅裂。

にも関わらず本作は、近年のアンジェリーナ・ジョリーの社会行動とディズニーの物語指向がエンターテイメント作品の中で一致した、妙に説得力のある魅力的な映画になっています。
アナと雪の女王』が、音楽と映像の力でねじ伏せてみせた物語の不備や物足りなさを、『マレフィセント』はアンジェリーナ・ジョリーの独力で成し遂げようとしているのです。

果たして、それが成功していると感じるか否かは観客次第です(僕はこの映画を全く面白いと思いませんでした)が、少なくとも、現在最強のハリウッドセレブリティの、凡庸な脚本や演出、ゴテゴテのVFXにも負けない、本物の地力は感じ取れます。

ただ、アンジェリーナ・ジョリーが凄過ぎて、俺の大好きなエル・ファニングが準主役にも関わらず思いっきり霞んでしまったのが残念無念です、うう。


ちなみに、序盤は特に3D全開な画作りなので、3Dで見た方が楽しそうです。なおかつ、アンジーの演技や存在感頼りの映画なので、吹替より字幕で見てこそ本領が発揮されると思います。
[ 2014/07/08 19:54 ] 映画鑑賞記 | TB(0) | CM(0)

『ダイバージェント』『世界の果ての通学路』

・『ダイバージェント
http://divergent.jp

監督:ニール・バーガー(『幻影師アイゼンハイム』)
出演:シャイリーン・ウッドリー(『ファミリー・ツリー』)、ケイト・ウィンスレット、マギー・Q



トワイライト』『ハンガー・ゲーム』シリーズと同様の、ヤングアダルト小説原作モノ。

安心して身を委ねられる物語フォーマットがあって、適度なアクションやロマンスがある。
大きな感動もなければ、心をかき乱される衝撃もない、長寿テレビアニメや日常系四コマ漫画の様に、至って平熱な映画。
こういう映画を、空いてる映画館でダラっと眺めるのは、怠惰な幸福感があって、何ともイイ感じです。


そんなユルい出来ですが、若手キャストは充実。
主演のシャイリーン・ウッドリーは、流石アレクサンダー・ペイン監督作『ファミリー・ツリー』を経ているだけあってズバ抜けた演技と存在感。他にもレニクラの娘ゾーイ・クラヴィッツ、『ダイ・ハード/ラスト・デイ』でマクレーンの息子を演じたジェイ・コートニーなど、今後活躍しそうな面々をチェックするには良い映画です。



・『世界の果ての通学路
http://www.sekai-tsugakuro.com

監督:パスカル・プリッソン



ハードな通学路を歩む、4組の少年少女を追ったドキュメンタリー。

当人たちが大変な努力をして学校へ行き、日々の勉強に励んでいるのは紛れもない事実で、適当に生きている我が身を恥じる事しきりなのですが、映画自体は装飾が過剰で説得力に欠けていました。


例えば、片道4時間の通学路を行く3人の少女たち。
途中、一人が足首を痛め、ヒッチハイクして学校へ向かおうとするのですが、交通量は少なく、なかなか乗せてくれる車に出会えません。ようやく9台目の、羊を乗せたトラックの荷台に乗せてもらい、学校へと向かいます。

この、トラックに乗ってからのカメラの饒舌さと言ったら、酷い物です。
少女たちと一緒に荷台に乗って撮影したアングルが3種類、トラックの助手席、走り去るトラックの後ろ姿のフィックス、トラックを迎える位置に置かれたカメラ、悠然とした自然の中を走るトラックを捉える望遠ショット、などなど。一つのシークエンスに呆れるほど多くのショットが使われ、新たなアングルが表れる度に映画の「作り物」感が増していきます。

このシーンに限らず、映画全編に渡って「良い画」を撮ろうとする周到なカメラ配置が成されており、著しく緊張感を削ぎます。むしろ、川口浩や藤岡弘の探検隊シリーズや、MAN vs. WILDを見ている様な安心感さえあります。はじめてのおつかいの方が遥かにスリリングです。


子供たちの動きを見るに、演出が入っているタイプのドキュメンタリーだと思われるので、それこそ探検隊シリーズ的な「作り物」と割り切って見ればカメラアングルの豊富さも許せるのでしょうが、正直、この題材の料理の仕方としては不誠実に感じますし、何より、ドキュメンタリーとしてヌル過ぎて、映画として面白くないです。

ついでに、この邦題も、先進国目線で未開の奥地を見ている探検隊シリーズ感覚に溢れていて、ギャグなら笑えますけど、正気で付けているとしたらゾッとします。
[ 2014/07/15 22:35 ] 映画鑑賞記 | TB(0) | CM(0)
プロフィール
Author:かりふら