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メモ

忘れっぽいです

2018年下半期ニコマス20選

二選です。


一.

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太陽
回P

ゴダールは一つ一つのショットが面白く、また、ショットを繋ぐカット割りも面白い映画監督です。

映像が切り変わると同時に、人物が踵を返してスタスタと歩き去って行ったり、何の脈絡もなく女性がくるくると回転しながらフレームインしてみたり。
あるいは人物が花びらを手でもてあそんでいるショットから、花のどアップ映像を、もうアホかと思うくらい延々と繋ぎ続けてみたり。
カットが切り替わっても切り替わっても、長々と喋っている人物が一向に出て来なかったり。

映像を言葉にしても何も伝わりませんが、ゴダールは、格好良い映像や変な映像を、やたらと上手く面白いタイミングで繋いでいく人なんです。


ただ、初期のゴダールはそういった映像作りやカット割りに「わざとらしさ」がありました。
いかにも「こう動いてくれ」と指示を出している感じ。いかにも「役者の目線がカメラに向いたタイミングでカットを終わろう」と事前に決めて作っている感じ。「段取り臭さ」とでも言いましょうか、そんなものがありました。
とはいえ、それは悪い事ではなく、むしろ映画のシステム/構造そのものを遊んでいた初期ゴダールにとって、「わざとらしさ」は観客に「映画」を意識させるために必要な態度であり、武器であったと思います(更に言えば、そこから生まれる実験性は、現在の映像作品やアイマスMADでも、いまだに参考に出来る部分があるはずです)。

映画製作を重ねるにつれゴダール映画からは「わざとらしさ」が消えていきます。具体的な時期を言えば、ジガ・ヴェルトフ集団期以降でしょうか。
役者に芝居をつけ、それを映像に収め、編集しているのに、段取りでやっている感じがしない。無造作にカメラを回し、テキトーに繋げているようにすら見える。それでも、映像とカット割りは相変わらず面白い。そんな映画を作れる監督になっていきます(とはいえ「わざとらしい」演出も意図的に、頻繁にやってますが)。


あんまりゴダールゴダール言ってるとバカみたいだし分かりにくいので、他の例で説明しましょう。『水曜どうでしょう』名場面の一つ、「ツインルームの4人使用」のくだりです。

動画についたコメントにあるように、「六本木プリンスホテルのツインルームをシングル利用してる男」のあとトーク展開を先読みして、大泉洋のアップから部屋全体を収めるショットに移行するうれしーのカメラは見事ですし、カメラ位置を踏まえた大泉洋が捨て台詞を吐いてフレームアウトするのも流石です。

うれしーのカメラワーク、藤村Dの火に油を注ぐタイミング、大泉洋の役者っぷり。三者の歯車がピタリとハマり、この名ぼやきシーンがビシッと締まる。しかも段取り無しのアドリブで。
僕はこの場面に笑うと共に、場面を締める見事なチームワークに「はー、うまいなー」と感嘆します。


話をゴダールに戻すと、近年のゴダールは、この『どうでしょう』のようなアドリブにアドリブを重ねた奇跡の瞬間を、意図的な「演出」で描き出せる人なのです。アドリブも演出で作る事が出来る、あるいは、さも偶然のように演出する、と言いましょうか。無造作にカメラを回し、テキトーに繋げているような素振りをしながら、実はしっかり演出して、奇跡の瞬間をスクリーンに映すのです。


いや、でも、ゴダールは実際、テキトーにやってるだけなのかもしれない。もうジジイだし、老人力に任せてテキトーにやってたら変な迫力出ちゃうんじゃない?俺が勝手に「ゴダールすげー」と有難がってるから、そう感じるだけじゃない?
うーん、どっちだろう。


以前、涼画動まとめ生放送で回Pの『太陽』を「最近のゴダールみたい」とざっくり言いましたが、「最近のゴダール」とは以上のような事です。

無造作に響の映像を繋いでいるようで、ショットの切り替わるタイミングが、映像の選択が、いちいち的確で気持ち良い。ショット間に関連性など無い、偶発的なショットのぶつかり合いのようなカット割りが、妙に面白い。
んで、それをどれだけ意識的にやってるのかは、よく分からない。
動画編集能力は、間違いなく高いのです。でも、どこまでが自覚的に生まれた産物なんだろう?ひょっとしたら見る人間だけじゃなく、作ってる人間も、よく分かってないんじゃないか。と感じてしまう。そんな幻惑的な部分も含めて面白い。
こういった映像の快楽を与えてくれるのは、最近のゴダールと回Pくらいだな、と僕は思います。


そして魔法のようなラストショット。
物語の積み重ねで感動を生むのではなく、ただ響の映像をここまで繋ぎ合わせてきた、という事実が(そして、それを実感させる映像の尺が)感嘆の声を上げずにいられないラストショットを生み出す。

これもまた、ゴダールっぽいです。ストーリーはよー分からんけど、映像を繋いだ末にたどり着いた終盤の演出にハッとしたり、ラストに圧倒される。これはテキトーではない、確かな映像構成力の賜物です。


(ゴダールついでに言うと、「映画」のシステムや構造を観客に意識させる初期ゴダールのスタイルを知っておくと、アイマスのシステムや構造を踏まえたMAD、例えばリンPのMADなんかを楽しむ視点が一つ増えて面白いかもしれません)



二.

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冬の
Do-teiP

今は、動画の色作りや質感の出し方がお上手なPがたくさんいて、本当に感心します、
そんな中でも、画の強さ/美しさにおいて、特に優れていると思うP。より率直に言うなら「俺もこういう画作りてぇなー」と憧れるのが、Do-teiPです。

映像は、必ずしも「動画」である必要、画が動いている必要はありません。一枚の静止画を60秒間、表示し続けるだけでも映像は映像です。
ただ、60秒間変化が起こらない映像で、見る人から「退屈」以外の感情を呼び起こすのはとっても難しい。何らかの情感や面白さを引き出すには、画そのものに、力が必要です。

Do-teiPは、力のある画、情感の湧き出る画を作るのが、とても上手い。しかも、オールラウンドに上手い。羨ましいです。

例えば、2017年の涼画動『未憶
アイマスと異なるところから持ってきた画と合わせる上手さ。
最初のパート、パーティクルとサイリウムとライトの光の重なりに優しく飲み込まれていくやよい。
二つ目のパート、花の写真に溶けていくやよい。
最初のパートはまだ、オーバーレイ合成すればこうなると分かるし、自分でも似たような事はしますが、二つ目のパートの、理屈のつかない面白さは何なのか。花とやよいを重ねるだけでも大胆なのに、更に、徐々にやよいから色彩と輪郭を奪っていく。「アイマスMAD」である事を捨て去っていくような、美しく、怖い演出。こういう映像を作れる感性や度胸が自分にも欲しいな、と思います。
そして最終パート、激しく攻撃的な画調なのに、やよいの映像がVJ素材的に消費されず、やよいのMADとして穏やかに成立している。MADを作る上での、アイドルとPの距離感が近すぎず遠すぎず、とても素敵な位置にお互い立っているから出来るのでしょう。

2018年の『
横に広がる画が、現実世界の広さを、私たちに伝えてしまいます。私たちが居る世界は、嫌になるくらい広い。それだけに、このMADのアイドル/作者/視聴者の孤独が、美しく際立ちます。
映像コンセプトに対する、画面サイズの選択が完璧です。

そして『冬の
真正面から捉えたやよいのショットと、決めポーズのアイドルたち。何の小細工も無く、シンプルにゲーム映像を調整した画も、上手い。このシンプルな上手さに、一番憧れますね。僕は色をいじるのがどうにも苦手なので。
肌の色を大切にしているのがまた、僕の好みです。全体の色作りはそれなりにしてあっても、アイドルの肌の美しさがおざなりになっているMADは、ちょっと勿体ないなと感じます。アイドルがちゃんと綺麗/かわいいと嬉しいです。



以上、二選。
僕がMADについて喋ったり書いたりすると、馬鹿の一つ覚えのようにゴダールが出てくるんですが、すみません、ゴダールってその時の興味をポンポン作ってる映画に放り込む人なので、映画でありつつ、ごちゃ混ぜMADみたいなモンでもある、というのが僕のゴダール映画のひとつの見方でして、参考にしやすいんです。
そこまで、ゴダール大好き!って訳でもないんです。


さて、他のPのMADを見なくなって何年経ったかも忘れましたが、涼画動という企画のまとめ生放送をやっている都合上、毎年涼画動に参加しているMADだけは見ています(2018年はDo-teiP参加されていませんが、昨年参加の『未憶』を改めて見たらあんまりにも良かったので、近作も見ました)。
僕はかなーり他人から影響を受ける人間でして、涼画動を見てパクれそうな演出を自分なりに試したMADを12月にいくつか作りました。そしたら、以前よりMAD作りがチョット上手くなった気がします。やっぱり他の人のMAD見るの大事ですね。

そして、こうして20選で言葉を綴るのも良いです。自分が何を好きか、何が足りないか、ぼんやりとアタマの中にある事をカタチにして認識できます。

僕のアイドルマスターは完全に「二階堂千鶴とかりふらP」だけの世界になっているので殻に閉じこもりがちですが、涼画動にしろ20選にしろ、外に目を向ける機会はあった方が良いと、改めて感じました。
[ 2019/01/31 06:38 ] 好きなアイマス動画 | TB(0) | CM(0)

2019年2月公開映画チェック

シャマランの新作くらいは映画館で、、、と思っていたのに、職場の人間が入院して休みを取る事もままならない今日この頃。
2月はアクアマンと銃夢が大きい所でしょうが、個人的には珍しく釧路でも公開される幸福の科学映画が楽しみです。

https://eiga.com/coming/


2/1(金)
メリー・ポピンズ リターンズ
https://www.disney.co.jp/movie/marypoppins-returns.html

僕のハンドルネームは『メリー・ポピンズ』の楽曲「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」から来ておりまして、それなりに思い入れがある映画です。その続編。
新作は、監督ロブ・マーシャル。『イントゥ・ザ・ウッズ』に続いてのディズニー&ミュージカル。メリー・ポピンズ役にエミリー・ブラント。これまた『イントゥ・ザ・ウッズ』に出てましたね。


フロントランナー
http://www.frontrunner-movie.jp
ジェイソン・ライトマン監督作。


バーニング 劇場版
http://burning-movie.jp

ポエトリー アグネスの詩』以来のイ・チャンドン監督作。撮影が『超能力者』『スノーピアサー』『哭声』ホン・ギョンピョだからか、過去作よりビジュアル・スタイルがドラマティックに見えます。


七つの会議
http://nanakai-movie.jp
池井戸潤原作、『半沢直樹』福澤克雄監督。
企業犯罪モノで野村萬斎がサラリーマン役で主演。野村萬斎っておもしろいかおしてますね。他キャストは香川照之、及川光博、片岡愛之助、音尾琢真、藤森慎吾、木下ほうか、吉田羊、春風亭昇太、立川談春、勝村政信、世良公則、鹿賀丈史、橋爪功、北大路欣也。多方面から集めた面白そうなキャスティング。


赤い雪
https://akaiyuki.jp

赤い影』を彷彿とさせる予告編の画がなかなか良さそうなサスペンス。


映画 コラショの海底わくわく大冒険!
https://gaga.ne.jp/korasho/

がっつりデフォルメされたキャラと、教育モノらしい深海描写のガチっぷりの落差が楽しそうな、進研ゼミ小学講座のキャラ主演長編。大谷育江さんがこういうキャラを演じる安心感たるや。


2/2(土)
ともしび
http://tomoshibi.ayapro.ne.jp

シャーロット・ランプリング主演の、ひらがな四文字タイトル映画シリーズ3作目。『まぼろし』『さざなみ』と来て、今回は『ともしび』と。
共演に『ル・アーブルの靴みがき』主演のアンドレ・ウィルム。
監督脚本は長編2作目のイタリア人監督アンドレア・パラオロ。お若い監督さんですが、公式サイトで名前を挙げている監督名を眺めていると期待できそうな。


誰がための日々
http://www.tagatameno-hibi.com

ショーン・ユー、エリック・ツァン主演。
香港映画界は中国本土からの影響が日に日に増しているだけに、この二人がどっしりと主演し、香港生まれの新人が監督した映画が、高評価&大ヒットを記録したのは、今後の香港映画的にも大きな意味があるかもしれません。


2/8(金)
アクアマン
http://wwws.warnerbros.co.jp/aquaman/

ジャスティス・リーグ』参戦済みアクアマンの単独映画。
ジェームズ・ワン監督で、アトラクション映画として楽しそうな雰囲気。なまじマーベルが好調なだけにDCサイドは苦労していたように思いますが、『ワンダーウーマン』『ジャスティス・リーグ』を経てイイ具合に一皮むけてそう。


ファースト・マン
https://firstman.jp
デイミアン・チャゼル監督、ライアン・ゴズリング主演で、ニール・アームストロング伝記映画。脚本『スポットライト 世紀のスクープ』ジョシュ・シンガー。


ちいさな独裁者
http://dokusaisha-movie.jp

フライトプラン』『ゴースト・エージェント R.I.P.D.』『ダイバージェント』と監督作を眺めているとニヤけずにいられないロベルト・シュベンケ監督が、ドイツで監督脚本した映画。なかなか良さそうな。
ハリウッドでは評価低い映画を撮ってるけど、本国帰るとスゴイ、みたいなバーホーベン系監督だったりしないですかね。


BACK STREET GIRLS ゴクドルズ
http://gokudorus.toeiad.co.jp

ヤクザが性転換してアイドルになるまんが、の実写映画化。撮影やアクション監督のクレジットが出てないですが、悪くなさそうな。


劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ
https://cityhunter-movie.com

エンディングで "GET WILD" 流れたらオールOKな気がする20年ぶり長編アニメ。演出佐藤照雄と京極尚彦、脚本加藤陽一。アイカツ&プリリズなスタッフ陣ですね。


We Margiela マルジェラと私たち
http://wemargiela.espace-sarou.com

マルタン・マルジェラのドキュメンタリー。


2/9(土)
ノーザン・ソウル
http://northernsoul-film.com
イギリスらしい、しみったれた音楽青春モノ。
劇中使用曲はエドウィン・スター、フランキー・ヴァリ、マーヴィン・ゲイ、オリジナルズなど。アーティスト名はそこそこ分かるけど曲名を見てもどんな曲かサッパリ分からない、渋いサントラ。


デス・ショット
http://death-shot.com

フランク・グリロ、ブルース・ウィルス主演。見るからにマズそう。


山(モンテ)
http://monte-movie.com
アミール・ナデリ監督脚本編集音響。


洗骨
http://senkotsu-movie.com

ガレッジセールのゴリが本名の照屋年之名義で監督脚本。短編は複数監督してるんですね。
撮影『共喰い』『凶悪』今井孝博。仏壇を前にした家族三人横並びのショットとか相当良いし、期待できそう。


2/15(金)
女王陛下のお気に入り
http://www.foxmovies-jp.com/Joouheika/

籠の中の乙女』『ロブスター』『聖なる鹿殺し』ヨルゴス・ランティモス監督作。相変わらず予告編だけ見ても、どんな映画か要領を得ませんが、不穏で面白そうな雰囲気は伝わってきます。
オリヴィア・コールマン、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ、ニコラス・ホルト出演。


半世界
http://hansekai.jp
阪本順治監督作。稲垣吾郎、長谷川博己、渋川清彦、池脇千鶴出演。


盆唄
http://www.bitters.co.jp/bon-uta/

ナビィの恋』中江裕司監督のドキュメンタリー。
福島とハワイ、離れた地でそれぞれに受け継がれた伝統の邂逅。とても面白そう。ハワイに住む日系人を題材にしたテレビ番組はたくさんありそうな気がしますが、映画はあまり思い浮かびません。戦争映画の『二世部隊』くらいでしょうか。アレは面白かったなー。


2/16(土)
金子文子と朴烈
http://www.fumiko-yeol.com

ヒロインが凛として美しい。こういう映画で、東京の上映館がイメフォだけってのは珍しい。


アイアンガール FINAL WARS
http://irongirl-fw.com

明日花キララ主演、池袋シネマ・ロサで一週間公開。シリーズ三作目だそうです。
アイドル主演の低予算アクション映画って、妥協や甘さが垣間見えるような物も散見されますが、本作は随分と誠実に情熱を持って作られていそう。過去作はストーリー部分が学芸会かつ退屈だったのでメッチャ評価低いですが。


2/22(金)
アリータ バトル・エンジェル
http://www.foxmovies-jp.com/alitabattleangel/
随分昔から話に上がっていたような気がする銃夢ハリウッド映画化。
キャメロン製作脚本、ロバート・ロドリゲス監督脚本。超豪華、だけど期待するには妙に不安なタッグ。


パペット大騒査線 追憶の紫影
http://puppet-movie.jp

人間とパペットが共存している、という世界設定で展開するアクション・コメディ。何かと悪い方向でばかり話題にされる洋画の邦題ですが、この、踊る大捜査線と名探偵コナンをゴッチャにした雑な邦題は、なかなか良いのでは。
監督はジム・ヘンソンの息子ブライアン・ヘンソン。主演に『ブライズメイズ』『ゴーストバスターズ』メリッサ・マッカーシー。年々細く、美しいお顔になってらっしゃる。
撮影『トランスフォーマー』『グランド・イリュージョン』そして僕の大好きな着ぐるみ映画『カントリー・ベアーズ』ミッチェル・アムンドセン。
なかなかの豪華スタッフですが、北米興行収入と評価は散々のようです。面白そうな雰囲気だけどなー。


THE GUILTY ギルティ
https://guilty-movie.jp

電話からの声と音だけで誘拐事件を解決する、という海外評価の高いサスペンス。シチュエーション的には傑作『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』を彷彿とさせます。


ビール・ストリートの恋人たち
http://longride.jp/bealestreet/

ムーンライト』バリー・ジェンキンス監督脚本。


あなたはまだ帰ってこない
http://hark3.com/anatawamada/

マルグリット・デュラスの自伝的小説の映画化。デュラス役にメラニー・ティエリー、共演にブノワ・マジメル。ブノワ・マジメルも随分と渋い顔になってきました。
それにしてもデュラス自身が監督した映画、いまだに全くブルーレイ化されないっすね。面白いんだけどなぁ。


サムライマラソン
https://gaga.ne.jp/SAMURAIMARATHON/
日本のマラソン大会の発祥と言われる史実「安政遠足」を基にしたおはなし。を、レンタルビデオ時代のホラー映画好きには割と馴染み深い気がする『キャンディマン』バーナード・ローズが監督、という謎の組み合わせ。プロデューサーがジェレミー・トーマスで、ああこの人ならこういう座組み考えるか、と軽く納得。


あの日のオルガン
https://www.anohi-organ.com

第2次大戦末期、疎開した保母さんと園児たちのおはなし。
監督脚本は最近の山田洋次映画の脚本を務め続けている平松恵美子。撮影も最近の山田洋次組常連、近森眞史。さすが予告編最後のロング・ショットは山田洋次に近い巧さがあります。山田洋次みたく、喜劇的シーンをロングで撮って悲喜劇にしてしまう瞬間なんかもあったら更に良さそうだけど、どうかな。


翔んで埼玉
http://www.tondesaitama.com

魔夜峰央原作、『テルマエ・ロマエ』武内英樹監督。二階堂ふみ、GACKT主演。僕は割と熱心な魔夜峰央ファンですが、実写で主演二人の魔夜峰央キャラ感をこれだけ出せてるだけで、すごいなーと素直に感心しております。


母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。
http://bokuiko-movie.asmik-ace.co.jp

大森立嗣監督脚本。安田顕、倍賞美津子主演。大友良英音楽。


僕の彼女は魔法使い
https://bokukano-maho.jp

明らかに見せない方が良い「魔法シーン特別公開!」をしておられる、幸福の科学映画。千眼美子待望の主演作。父親似の大川家長女、大川咲也加が主題歌。主題歌は歌詞や譜割りがおぞましくて良いですね。映画がそれなりにマトモになりつつあるぶん、こういう所で幸福の科学らしさをしっかり出して頂きたいものです。
現代の白魔術vs黒魔術、というおはなし。ここの映画は「悪者には悪者の事情がある」みたいな描写をする必要もないでしょうから、シンプルに気持ちの良い勧善懲悪ストーリーで、意外と面白かったりするんじゃないかなー。千眼美子は魅力的だし。
[ 2019/01/28 19:53 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

2019年1月公開映画チェック

非アメリカ映画に良さげな映画が多い1月。とはいえハリウッド映画は『クリード』『ミスター・ガラス』の2本があるってだけで充分贅沢ですが。

ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田では毎年恒例の「未体験ゾーンの映画たち2019」開催。アンドリュー・ニコル監督作とか、面白そうな映画いっぱいありますが、MacのSafariからじゃサイトを見ることすら出来ないのでこの記事ではスルー。
https://aoyama-theater.jp/feature/mitaiken2019

https://eiga.com/coming/


1/4(金)
ワイルド・ストーム
http://klockworx-v.com/wildstorm/

ワイルド・スピード』『トリプルX』ロブ・コーエン監督、ハリケーン+巨額強奪モノ。対ハリケーン用特殊車両のギミックなんかは面白そう。


1/5(土)
迫り来る嵐
http://semarikuru.com

殺人の追憶』を想起させる、エラく良さそうなサスペンス。監督脚本は、本作が初の長編となるドン・ユエ。一作目からこの骨太感、今後が楽しみな監督さんです。


22年目の記憶
http://www.finefilms.co.jp/22nenme/

自身が金日成であると思いこむ父と、それを世話する息子のおはなし。
監督脚本は『彼とわたしの漂流日記』イ・ヘジュン。この人は日本で言うなら吉田大八監督のような映画を撮る、韓国映画ではちょっと珍しいタイプ、という印象があります。


レッスル!
http://klockworx-asia.com/wrestle/

韓国映画常連俳優ユ・ヘジン主演のコメディ。その母親役に『怪しい彼女』ナ・ムニ。このふたりのやりとりだけでも間違いなく面白いでしょう。


1/11(金)
クリード 炎の宿敵
http://wwws.warnerbros.co.jp/creed/index.html

多くの人から汗と涙を絞り取ったであろう『クリード』の続編。
ロッキー』という映画が紡いできた時間と、現実の時間が交錯して生まれる感慨は、他の映画でおいそれと味わえる物ではありません。しかも今回はアポロの息子vsドラコの息子という最高の対戦カードを引っさげてまいりました。またボロボロに泣かされそうだなぁ。


蜘蛛の巣を払う女
http://www.girl-in-spidersweb.jp
スウェーデン産の大ヒットミステリー小説「ミレニアム」シリーズは、本国スウェーデンの映画版と、フィンチャー監督版『ドラゴン・タトゥーの女』の、2本のラインがありますが、本作はフィンチャー版系列の作品。
とはいえキャストもスタッフも一新されているので、あんまり続編っぽさはありませんね。監督『ドント・ブリーズ』フェデ・アルバレス。


緊急検証!THE MOVIE ネッシーvsノストラダムスvsユリ・ゲラー
https://www.fami-geki.com/kinkyu/themovie/

CSファミリー劇場で2012年から放送されているオカルトバラエティ番組「緊急検証!」の劇場版、だそうです。不勉強にして僕は全く知りませんでしたが。
キャストに山口敏太郎、大槻ケンヂ、辛酸なめ子、ユリ・ゲラー、清田益章、康芳夫、森達也、唐沢俊一、さらにナレーションに上坂すみれ、そのうえ来場者プレゼントにスプーン曲げ用スプーン。このジャンルには明るくない僕でも「とにかく全部詰め込みました」と言わんばかりに豪華であることが伝わってきます。


1/12(土)
マチルド、翼を広げ
http://www.senlis.co.jp/mathilde-tsubasa/

かなり良さそうな幼年期ファンタジー物。『カミーユ、恋はふたたび』ノエミ・ルヴォウスキー監督脚本出演、マチュー・アマルリック出演。


未来を乗り換えた男
http://transit-movie.com

東ベルリンから来た女』『あの日のように抱きしめて』クリスティアン・ペッツォルト監督脚本。『あの日のように抱きしめて』は良かったですね。気品と残酷さを併せ持つ終わり方は、2000年以降の映画で一番印象に残っているエンディングかもしれません。
前作のように「他人として生きる」系サスペンスですが、今回は現代が舞台。


ゴールデンスランバー
http://hark3.com/goldenslumber/
日本でも映画化されている伊坂幸太郎の小説を、韓国で映画化。


君から目が離せない Eyes On You
http://kimikara-movie.info
月とキャベツ』の篠原哲雄監督、上野彰吾撮影、山崎まさよし主題歌と音楽、ヒバナ役の真田麻垂美がヒロイン。と『月とキャベツ』参加者リユニオンな企画。


ひかりの歌
http://hikarinouta.jp

スタンダード・サイズのフレームの内と外、前と奥、その使い方が抜群に良さそうな雰囲気。つまり、素晴らしい映画でありそうな雰囲気があります。
公式サイトにコメント出してる映画関係者が諏訪敦彦、筒井武文、古澤健、宮崎大祐、樋口泰人というメンツなのがまた、信頼できそう。


ヒューマン・フロー 大地漂流
http://humanflow-movie.jp

アム・ウェイウェイ監督作。撮影にアム・ウェイウェイとクリストファー・ドイル、編集『アクト・オブ・キリング』ニルス・ペー・アンデルセン。
初監督作かと思ったら、色々やってる人だけあってドキュメンタリーの映像作品も複数撮っていて、検索するとネット上にフルでアップロードされている物もあります。


1/18(金)
ミスター・ガラス
https://www.disney.co.jp/movie/mr-glass.html

シャマラン最新作。しかも『アンブレイカブル』のアフター・ストーリーで、サミュエル・L・ジャクソンとブルース・ウィルスが同役を続投。さらに『スプリット』からジェームズ・マカヴォイも参戦。こんな奇跡があって良いのでしょうか。
コミックの中のスーパー・ヒーローを現実世界に追い求めるミスター・ガラスの姿は、シャマランのファンにとっては他人事じゃないのです。世間がシャマランを冷笑している間も「シャマランの映画は面白いんだよ!」と信じ続けて来た自分自身なのです。だからもう、こんな映画作ってくれただけで僕は泣いちゃう。


マイル22
http://mile22.jp

マーク・ウォールバーグ主演、ピーター・バーグ監督コンビ映画、第四弾。
周りは全て敵、という中で重要参考人を護衛する特殊部隊映画。しかも重要参考人はイコ・ウワイス。楽しそうな設定ではありますが、むしろイコ・ウワイス一人で全部解決した方が面白い映画になりそう。
とはいえ他出演者もロンダ・ラウジー、ジョン・マルコヴィッチと豪華。このキャストで『孫文の義士団』みたいな「ここは俺に任せて、お前は先に行け」映画やったら良さそうだなー。


バジュランギおじさんと、小さな迷子
http://bajrangi.jp

2015年制作、本国インドをはじめ世界各国で高い評価を得ているロード・ムービー。


TAXi ダイヤモンド・ミッション
http://taxi5.asmik-ace.co.jp

TAXi』シリーズ5作目。
格好つけた映像にすべくカメラ・ワークや色をいじって見づらいのが、リュック・ベッソン率いるヨーロッパ・コープ製作映画。という印象でしたが、コレは平易で格好つけてなくて良さそうな。


チワワちゃん
https://chiwawa-movie.jp

岡崎京子のまんが、実写映画化。
僕は「岡崎京子が青春」な人間なので、あまり映画化にはノレないオッサンですが、ハーモニー・コリン的なアプローチで「チワワちゃん」やるのは大いにアリですね。ハーモニー・コリンに岡崎京子原作映画やってもらえないっすかね。


映画刀剣乱舞
http://touken-movie2019.jp

「刀剣乱舞 ONLINE」実写映画化。
この手の実写化作品は予算少なめだろうし、監督は『百瀬、こっちを向いて。』耶雲哉治なので、こぢんまりとしつつヴィジュアル重視な映画になるのかと思いきや、予告編見ると上手いことスケール大きい映画に見せてますね。脚本は小林靖子だし、オッサンが見ても意外と楽しめるかも。


1/25(金)
サスペリア
https://gaga.ne.jp/suspiria/

アルジェント版の設定を基調としつつ、オリジナルと異なる視点から描かれる『サスペリア』だそうです。ストーリーよりビジュアルショック!なアルジェント映画をこねくり回すのは難しそうですが。
キャストはとても豪華で、主人公に『フィフティ・シェイズ』ダコタ・ジョンソン、ティルダ・スウィントン、クロエ・グレース・モレッツ、そしてオリジナル版主人公ジェシカ・ハーバーも登場。ジェシカ・ハーパー、もうすぐ70歳ですが、相変わらず愛らしい顔立ちでいらっしゃいます。これでダリア・ニコロディまで出てたら最高ですが、流石にそれはないようです。
監督は『ミラノ、愛に生きる』ルカ・グァダニーノ。意外な感じがしますが幼い頃から『サスペリア』に魅せられてきたそう。撮影『ブンミおじさんの森』サヨムプー・ムックディープロム。音楽は、映画音楽初担当トム・ヨーク。


ジュリアン
https://julien-movie.com

初長編にして既に傑作の声があちこちから聞こえている、グザヴィエ・ルグラン監督脚本作。


ナチス第三の男
http://hhhh-movie.asmik-ace.co.jp

ナチス政権警察の最重要人物ラインハルト・ハイドリヒと、彼の暗殺事件を描く伝記映画。『死刑執行人もまた死す』『暁の七人』など同題材を扱った名作は既にありますが、今の時代交渉に基づいて作ればまた違った面白さが生まれる事でしょう。


ヴィクトリア女王 最期の秘密
http://www.victoria-abdul.jp

英国ヴィクトリア女王と、晩年の彼女と親しくしたインド人侍従のおはなし。20年前の『クイーン・ヴィクトリア 至上の恋』でもヴィクトリア女王を演じたジュディ・デンチが主演。『至上の恋』も親しい侍従とのアレコレ、という映画でしたね。


十二人の死にたい子どもたち
http://wwws.warnerbros.co.jp/shinitai12/
冲方丁原作、堤幸彦監督。


そらのレストラン
https://sorares-movie.jp
大泉洋主演の、北海道を舞台にしたふんわり映画シリーズ第三弾。
しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』は三島有紀子監督でしたが、今回は深川栄洋に。


1/26(金)
500年の航海
http://cinematrix.jp/tahimik_japan/

フィリピンのアーティスト、キドラット・タヒミック監督作。
むちゃくちゃやってる映画みたいで面白そう。同監督の特集上映も併せて開催。
[ 2018/12/27 04:07 ] 映画 | TB(0) | CM(0)
プロフィール
Author:かりふら